恥とは ページ25
ﾄﾞｸｱ｢こんなところで何をしていた。答えろ｣
『私は何も…只此処を通り掛かっただけで…』
おどおどする様子を見せれば更に私への疑いは膨らみ、彼らの目の鋭さが増していく。
ﾄﾞｸｱ｢城の前をか？怪しい｣
『と、とんでもないです！それじゃ私はこれで…』
ﾄﾞｸｱ｢待て。そうはいかせぬ。城に来てもらおうか｣
腕を掴まれてもうこれは確実にお城の中へ連れていかれる。
計画だと今のところ順調なのだがだからと言って恐怖が無いわけではない。
『やだーっ！離してーっ！！』
ﾄﾞｸｱ｢こら！暴れるな！｣
『離してーっ！誰かぁーっ！！』
ﾄﾞｸｱ｢うるっせぇな小娘！！！｣
引っ張られる腕と反対方向に力を入れるが、敵うわけなく城内へ引きずられていく。
伊｢Aやるね。忍者たちの気を引かせる為に態と暴れて｣
長｢いや…あれは本当に嫌がっているな…もそ｣
伊｢え｣
私は一瞬で忍務を忘れて抵抗していた。だってそれだけ嫌な気持ちだから。
文｢入ったな。見張りも気を取られて居なくなった。入るなら今だ｣
仙｢良くやったA｣
堂々と潜入…というか連れていかれたAに続き、六年生は気配を消して潜り込んだ。
＿
その頃私は気を引くことが自分のやるべきことと言うことを思い出し、それなりに頑張っていた。
『離してっ！！！離してよぉ！！！』←めちゃでか声
ﾄﾞｸｱ｢大人しくしろ！｣
ﾄﾞｸｱ｢う、煩い…｣
あまりにも私が腕を振り解こうと暴れるものだから、プロの忍者たちも引いているように思えた。
ﾄﾞｸｱ｢あっ…！｣
女だからと油断していたのだろうか？私の必死の力が彼らの腕から私を解放した。
そして私は更に注目を集めるべく、辺りをこの走りにくい着物で駆け回ったのだ。
ﾄﾞｸｱ｢こら待てっ！！｣
ﾄﾞｸｱ｢何してんだっ！あんな小娘一人！！｣
ﾄﾞｸｱ｢だって暴れ様が異常なんだよっ！！｣
少々仲間割れしながら、まるで鼠でも追うかのように私を追ってくる。
ﾄﾞｸｱ｢このやろっ…地味に上手く避けやがるっ！｣
ﾄﾞｸｱ｢さっさと捕まえろ！！何しでかすか分からん！！｣
ﾄﾞｸｱ｢そっち行ったぞ！｣
そして大体の見張りが見える範囲に近付き、全員の気が此方に向いた。私はこの為に恥を捨てた。
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雅 - ふたばさんが描いたイラスト、華やかさがあって可愛いらしいなぁーっと思って😅(笑) (2022年8月6日 23時) (
レス) @page22 id: 977bcdf555 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 作成していた映画での小説、お疲れ様です🤗🫧✨ (2022年8月6日 22時) (レス) @page22 id: 977bcdf555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーナッツ | 作成日時：2022年7月22日 7時
