感情 ページ28
タカ｢Aちゃん｣
『タカ丸くん…』
タカ｢立花先輩じゃなくて、その役目俺でもいいよ？｣
『え…？』
タカ｢四年生の問題に携わってくれたし、俺もAちゃんの役に立ちたいし！Aちゃんに近付くやつは、俺がやっつける！｣
『タカ丸くん……！』
仙｢合格。喜車の術だな｣
タカ｢よーし！喜八郎に追いつくぞ〜！｣
タカ丸くんは駆け出した。しかしそれを彼が止める。
仙｢タカ丸、あの役は譲らんぞ？｣
タカ｢(怖っ)は、はぁ〜い……｣
守｢Aさんっ！！！｣
鼓膜を打つ大きな声で威勢を見せるのは守一郎くん。
守｢Aさんって甘味が好きですよねぇっ！？｣
『う、うん』
す、凄い圧だ…怖くない圧だがある意味怖い。
守｢今度、俺と一緒に甘味処に行きませんか！！｣
『へ、ほんと？』
守｢はいっ！！Aさんと行ってみたかったんです！お饅頭や羊羹、お団子とかたっくさん食べましょう！！｣
『守一郎くん…！約束だよ！！』
わわ…！どうしよ早く行きたい……
あ、でもこの為だけの作戦で実際に誘われたわけじゃなかったらどうしよ…
なんてあーだこーだ思っている間にも仙蔵くんが合格の札を挙げる。
仙｢楽車の術、成功でいいだろう｣
守｢よっしゃ！お先！｣
仙｢守一郎、どさくさに紛れて逢い引きに誘うな｣
守｢へへ///(汗)｣
滝、三木｢Aさんっ！！！｣
最後に残った二人が揃って手を挙げる。
滝｢この前、辛い事がありましてぇ…！うぅぐすっ｣
三木｢わ、私も！とっても辛い事が…うぅぅ｣
目に涙を貯めて涙ぐむ二人。
仙｢(お前たち…哀車の術のつもりだろうが、たったそれだけでは流石にAの気持ちは動か)｣
『そうなの…？二人がそんな風になるなんて、余程辛い事なんだね……？』
普段あんなに自信満々な二人の背中が今は小さくなり、いつもの勢いを失っている…
仙｢合格だ。お前たち、その程度ではAでなきゃ効かないぞ…(汗)｣
滝｢ははは…(汗)｣
三木｢気を付けます(汗)｣
『へ？』
無事に全員第一ポイントをクリアし、第二ポイントである文次郎くんと留三郎くんの元へ走っていった。
仙｢Aを対象にするのは少し易しすぎたか…｣
『え？そう？』
歩きで四年生と同じ道を仙蔵くんと歩いていた時、物憂げそうに呟いた。
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さくら - 愛され具合がすごく好きで拝見しております。勘違いだったら申し訳ないのですが、大運動会の借り物競争前のメンバー紹介で、図書委員に三郎がいるのですが図書委員は雷蔵ではないでしょうか…？ (2023年1月30日 14時) (
レス) @page50 id: 2f0ccbd8ed (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 大運動会は私の好きなお話なので書いてくれて嬉しいです！次回も楽しみに待ってます！ (2022年8月31日 18時) (レス) @page37 id: 212776a6be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - あー、、待ってました！！ 四年生のやつ、、急いで見ましたwww 夢主ちゃん👍 (2022年8月20日 9時) (レス) @page32 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
雅 - ここからの続きは、私にとっての…問題があります…😭😭※綾部喜八郎君のこと(汗) (2022年8月17日 23時) (レス) id: 5350ed7739 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 第一ポイントの審判は久々知兵助君でしたけど、代わりに夢主さんがお手伝いをすることに設定したんですね！😀読んだらなんかハラハラ、ドキドキでした！！😰💦 (2022年8月17日 23時) (レス) @page26 id: 5350ed7739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたば | 作成日時：2022年7月17日 22時
