リーダーは私 ページ21
タカ｢ついに学園長先生に、もし明日までにリーダーが決まらなければ三点五年生にする！と言われてしまって…｣
『さ、三点五！？三年生以上、四年生未満というなんて微妙な…学園長先生ったらもう(汗)』
喜｢さ、三点五年生なんて嫌だ……っ｣
三木｢絶対後輩たちに馬鹿にされるっ！！｣
みんなは恥になることを恐れて唸ってしまった。そんな矢先、一人だけ胸を張っている人が此方。
滝｢だ〜か〜ら〜優秀な私をさっさとリーダーにすれば良かったのだ｣
滝｢リーダーの為に用意した金ピカの羽織が似合うのは、この平滝夜叉丸しかいない！！そう思いますよね！Aさん！！｣
『え、えと』
似合うのに間違いはないと思うが、ここで｢はいそうです｣なんて言ったら、他の四年生が黙っていないだろう。
三木｢いーーやっ！！！｣
三木｢金ピカ羽織が一番似合うのは、この田村三木ヱ門だ！！ですよね？Aさん！｣
『え、あは、は(汗)って、待って。金ピカ羽織なんて用意してあるの？』
四年生｢はい！！みんなで用意しました！｣
『ﾎﾟｶﾝ』
私は思わず口を開けた。理由は二つ。
一つは忍者のリーダーに派手な金ピカ羽織なんてあってもいいのだろうかと思ったこと。そして二つ目は、
『こういう時だけみんな団結力いいね(汗)よく言われない？』
四年生｢いーえ？｣
『(無自覚…)』
一番重要なところで団結できないと意味が無い。これと同じ調子でいけばリーダーを決めるなんてこと容易いだろうに…
滝｢とにかくリーダーは私だ！！｣
三木｢いーや！私がやるっ！！｣
滝｢私だっ！！｣ 三木｢私っ！！｣
『あの』
喜｢三点五年生なんて嫌だ(汗)｣
タカ｢やめなよ！まとまらないでしょーっ！！｣
守｢これは大変だーっ！｣
『あーー…』
いつもの四年生だ。
滝夜叉丸くんと三木ヱ門くんはまるで文次郎くんや留三郎くんのように喧嘩になるし、喜八郎くんはどうしても三点五年生が嫌みたいだし、守一郎くんは…よく分からないし。
タカ丸くんが可哀想に見えてきた。
滝、三木｢はぁ…はぁ…はぁ……｣
『はぁ…』
空は思わず見惚れてしまう綺麗な橙色に染まったが、その下では目を背けたくなるような諍いが続いている。
鴉が夕暮れを知らせたが、いつまで経っても終わらない為放っておくこともできず、其の場に座り込んで観覧していた。
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さくら - 愛され具合がすごく好きで拝見しております。勘違いだったら申し訳ないのですが、大運動会の借り物競争前のメンバー紹介で、図書委員に三郎がいるのですが図書委員は雷蔵ではないでしょうか…？ (2023年1月30日 14時) (
レス) @page50 id: 2f0ccbd8ed (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 大運動会は私の好きなお話なので書いてくれて嬉しいです！次回も楽しみに待ってます！ (2022年8月31日 18時) (レス) @page37 id: 212776a6be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - あー、、待ってました！！ 四年生のやつ、、急いで見ましたwww 夢主ちゃん👍 (2022年8月20日 9時) (レス) @page32 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
雅 - ここからの続きは、私にとっての…問題があります…😭😭※綾部喜八郎君のこと(汗) (2022年8月17日 23時) (レス) id: 5350ed7739 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 第一ポイントの審判は久々知兵助君でしたけど、代わりに夢主さんがお手伝いをすることに設定したんですね！😀読んだらなんかハラハラ、ドキドキでした！！😰💦 (2022年8月17日 23時) (レス) @page26 id: 5350ed7739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたば | 作成日時：2022年7月17日 22時
