調子に乗るな ページ3
しかしっ！！今この状況では其の責任感とやらをすっぽかしてほしかった……
肩を落とし、これから起こるものに怯えていると、私の前に恐れていた最初の試練が立ちはだかった。
｢…ほんとにこの橋を渡るのか？｣
伊｢うん！近道だしね！｣
｢(嫌な予感…)｣
其れは崖の端と端を繋ぐ、簡易的な橋だった。……ダジャレじゃないからな。
それに其の真下には川が流れているではないか。何も起きないでほしいと願うが、絶対そうはいかない。
『ひぇ…こんな板だけの橋…折れたりしないかな…？』
仙｢取り敢えず、我々が先に渡ってみるとする。お前らはAとちょっと待ってろ。｣
しん、喜三太｢はーい！｣
『気を付けて…』
伊｢｢うん！/ああ。｣｣
本当に安全か、先輩である我々が調べるのは当然だが、それよりも一気に渡れば起こるものも大きくなるとみたのでそうした。
｢(とにかく…伊作としんベヱたちを一緒にしておくのは危険だ)｣
私だけでなく、Aの身も案じなくては。
伊｢どう？なんて事ないだろう？｣
｢だから別に怖がっているわけでは…｣
伊｢ほ〜らほら！あっはは！…ああっ！？！？｣
｢(来たか不運っ…！！)｣
調子に乗って橋を揺らして踏み出した次の瞬間、足を滑らせ伊作の身体が傾いた。
ﾊﾟｼｯ
伊｢あぁ焦ったぁぁ…(汗)｣
｢大丈夫か！｣
危機一髪。橋を手で掴み、崖下に落ちる事は自分で防ぐ事が出来た。
『ああ！しんベヱくんと喜三太くん！駄目だってぇ！！(汗)』
しん、喜三太｢せんぱーいっ！！｣
｢え？｣
しん、喜三太｢今、お助け致しまーっす！！…ああ！？｣
『いやぁ！！』
そんな時、待てと言ったのに渡ってきた二人は板に躓き、宙を舞う。Aの悲鳴が辺りに響いた。
｢(しんベヱと喜三太の…追い討ちが…！！！)｣
しん、喜三太｢ぐへぇっ…！｣
ﾋﾞﾖｰｰﾝｯ
『あぁ゛ぁぁぁあぁあっ！！！(泣)』
ｼｭﾀｯ…
ｶﾞｼｯｶﾞｼ…
華麗に着地し、次に降ってくる喜三太としんベヱを受け止め、
ﾄﾞｻｯ…
伊｢お見事！！｣
｢…｣
最後に伊作も肩に背負い、なんとかこの場を乗り切る事が出来た。
しん｢流石立花先輩！！｣
喜三太｢ナイスキャッチ！！｣
｢ぅんん…｣
正直言ってちっとも嬉しくない。
『大丈夫ーーっ！？』
三人を地面に降ろすと、後ろからAの声。彼女だけでもこの瞬間に居なくて良かったと肩を撫で下ろす。
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さくら - 愛され具合がすごく好きで拝見しております。勘違いだったら申し訳ないのですが、大運動会の借り物競争前のメンバー紹介で、図書委員に三郎がいるのですが図書委員は雷蔵ではないでしょうか…？ (2023年1月30日 14時) (
レス) @page50 id: 2f0ccbd8ed (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 大運動会は私の好きなお話なので書いてくれて嬉しいです！次回も楽しみに待ってます！ (2022年8月31日 18時) (レス) @page37 id: 212776a6be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - あー、、待ってました！！ 四年生のやつ、、急いで見ましたwww 夢主ちゃん👍 (2022年8月20日 9時) (レス) @page32 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
雅 - ここからの続きは、私にとっての…問題があります…😭😭※綾部喜八郎君のこと(汗) (2022年8月17日 23時) (レス) id: 5350ed7739 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 第一ポイントの審判は久々知兵助君でしたけど、代わりに夢主さんがお手伝いをすることに設定したんですね！😀読んだらなんかハラハラ、ドキドキでした！！😰💦 (2022年8月17日 23時) (レス) @page26 id: 5350ed7739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたば | 作成日時：2022年7月17日 22時
