楽しい思い出 ページ8
『ん？また？』
茂みから音がしたが、どうせ鹿だろうと気にしなかった。刀を仕舞い、無視をした。
兎だろうかと思い興味を持ったが、道草厳禁と言われているので見られてなくてもしっかり守りたい。
まだ何か其処で動いている気もするが、先を優先することにした。
仙｢ったく、これでは刀を持つ意味が無い｣
留｢一番出してなきゃいけない時に仕舞っちまって、｣
小｢此奴らどうする？｣
文｢転がしとけ｣
Aが小動物と思い込んでいたのは山賊だった。
彼女を狙う山賊に気付いた六年生が、Aに気付かれぬように片付けたというわけだ。彼らが居なかったら必然的に襲われていただろう。
伊｢僕たちが居て良かった｣
長｢じゃないと危なかった｣
これからのAが心配でじっとしていられないようで、大きな溜め息が響いた。
『分かれ道だ』
私の前に現れたのは、二手に分かれてしまった道。
ずっと真っ直ぐだと思っていたのに、こんな道、会計委員会で来た時にあったっけと、思い出せない。
『うぅん…あったような無かったような…』
文｢あったわ｣
右に行った気もするし、左に行った気もする。
自分の記憶力の無さに呆れ、頭をぐしゃぐしゃにする。
文｢右だよ右…！！｣
仙｢文次郎、まあ待て｣
教えに出ていこうとする文次郎を仙蔵が止める。
仙｢まだ少し様子を見よう｣
留｢あいつも優柔不断だからなぁ…｣
長｢雷蔵みたい…｣
小｢右に行けばいいのに！｣
伊｢其れが分からないから迷ってるんだよ小平太｣
『左だ！』
二択を見事外したAに身体が傾く。
左の道に踏み込んだ彼女の足を止めたいが、着いてきたことをバレるわけにはいかない。
文｢Aっっ！！！｣
留｢おいおいどうすんだよ！｣
小｢私が連れ戻す！｣
長｢待て小平太｣
小｢何故だ！｣
仙｢なるべくAが一人で成し遂げるように支えたい。さりげなく教える方法を…｣
考えるがどの方法も違和感を覚えられてしまうものばかり。
この間にも歩みを進めていくAに手を伸ばそうとするがそれはできない。
文｢おい、Aが止まったぞ｣
『…違う、右だ！』
突然思い出した。こっちじゃない。
何故ならこんな思い出があったからだ。
『委員会で行った帰り、彼処の分かれ道で文次郎がおにぎり落としたっけ、思い出した！』
文｢なﾞ｣
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雅 - 映画🎞、、、私も気になりますので、楽しみにして待ってまーす🧝🏻♀️🍀 (2022年6月21日 16時) (
レス) id: a363e94967 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 映画だ！ 楽しみです✨ 文次郎確かにカッコいい！！ まぁ私は箱推しだけどね！！www (2022年6月21日 12時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - トミーさん！わぁい🤭本当ですか！😆💕お仲間ですね( -∀-)無理せず楽しく続きを書きますね！👍コメントありがとうございます😊💕 (2022年5月31日 6時) (レス) id: 6a480499af (このIDを非表示/違反報告)
トミー - 初コメです！私も潮江文次郎推しなのでめちゃくちゃ嬉しいです！続きが楽しみです無理せず頑張って下さい！ (2022年5月30日 17時) (レス) @page21 id: 262146dfd0 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - (//∇//) (2022年5月29日 17時) (レス) id: 6a480499af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたば | 作成日時：2022年5月10日 6時
