六年生にも怖いものはある ページ1
『うっ…みんなだ…』
すると当たり前だが何処を探しても居ないことに焦ったみんなが戻ってきた。
流石にこれ以上隠れるのは無理がある…
『ごめんね！私そろそろ行くね！』
雷｢もう行っちゃうんですか！｣
勘｢もう少し居てくださいよ、、｣
五人は寂しそうに私を見る。どうして五年生はこんなにも犬なんだ。｢行かないでください｣と眉を寄せるみんなが可愛すぎる。
でも…
『私もそうしていたいんだけど、そろそろ六年生たちを騙すの限界みたいだから、、』
これ以上隠れていたら大事になってしまうに違いない。そうするとごめんじゃ済まなくなってしまう。
『それに、一番はみんなを巻き込みたくないからさ。決闘になんてなったら大変だよ』
八｢それもそうですね、｣
私が苦笑すると、五人も眉の端を下げて笑った。
私を呼ぶ声がやまない。
『じゃあね！』
寂しそうに手を振るのが見える。
『八左ヱ門！兵助！勘右衛門！三郎！雷蔵！またね！！』
五年｢なﾞｯｯ｣
応えながら駆け寄ると、みんながとてもびっくりして近寄ってきた。
留｢何処行ってたんだ…！？｣
小｢心配したぞ！｣
文｢勝手に居なくなるな…｣
謝ると、仕方のないやつで済んでしまい、怒られなくて良かったなんて、ほっとした。
伊｢何処行ってたの？｣
『ちょっとね〜』
仙｢いいことでもあったか？｣
『そうね〜』
長｢A、ちょっと変｣
『へ、変じゃないよ長次〜』
みんなの問い掛けをさらりと流し、この緩んだ顔を隠す気は特に無い。
『せっかくみんなの鍛錬の様子が見たかったのに、喧嘩になっちゃうんだもん』
私は自分を上げるのではなく、みんなを下げて反抗(？)した。
だって私は励む姿を見たかったのに。
仙｢あれは文次郎と留三郎が悪い｣
文、留｢な゛っ！？！？｣
仙｢だってそうだろう？｣
仙蔵は腕を組み、お互いをジロジロと見合う犬猿を目を伏せて睨んだ。切れ長で長い睫毛を生やした目が、一層冷たく見えた。
文｢ま、まぁ…｣
留｢悪かったよ…｣
これ以上何か言い返せば、宝禄火矢が出るとでも思ったのだろう。逞しい二人の肩が縮んでしまった。
仙蔵はスンとしているが、伊作はやれやれとほっとしている様子。これはこれで見ていて楽しい。
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雅 - 映画🎞、、、私も気になりますので、楽しみにして待ってまーす🧝🏻♀️🍀 (2022年6月21日 16時) (
レス) id: a363e94967 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 映画だ！ 楽しみです✨ 文次郎確かにカッコいい！！ まぁ私は箱推しだけどね！！www (2022年6月21日 12時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - トミーさん！わぁい🤭本当ですか！😆💕お仲間ですね( -∀-)無理せず楽しく続きを書きますね！👍コメントありがとうございます😊💕 (2022年5月31日 6時) (レス) id: 6a480499af (このIDを非表示/違反報告)
トミー - 初コメです！私も潮江文次郎推しなのでめちゃくちゃ嬉しいです！続きが楽しみです無理せず頑張って下さい！ (2022年5月30日 17時) (レス) @page21 id: 262146dfd0 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - (//∇//) (2022年5月29日 17時) (レス) id: 6a480499af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたば | 作成日時：2022年5月10日 6時
