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山姥切国広視点
主が満足するまであのままにしておこう...俺らじゃ止めに入っても無理だろうしな....
「...み....見習いの俺はなぜ慣れてる...?」
「...主の身内が妖だらけだからな」
「そ...うなのか...写しの俺にはわからない....んだが...」
「俺も知らん...主はほとんど喋らんが...猫は知ってるだろうな...大広間に行くぞ」
「おい...まんば....主はどうするのだ...?」
「...好きにさせてやればいい...」
とりあえずおもちの刀剣男士と共に大広間で猫の名を呼ぶが一向に来ない....まぁ...主の護衛だしな...そう思ったら...カシャカシャっと機械のような音が...ギギギっと...障子を開ける...150cmの等身大日本人形...だと!?
「凄いな....猫の式神か!」
「違いますが?...Aちゃんの友達です...日本人形の千夜と言います....そして〜?」
「化け狸の茶々丸と〜?」
「夜雀の月宮」
「こんにちは!!!山彦の響です!!!!」
いやすっごい楽しそうに出てきたんだが....山関係と動物関係多すぎないか...?千夜だけじゃないか....?仲間はずれ...
「ひぇ...」
「お兄さん安心して!僕達....政府公認怪奇対策部所属だから」
「ちなみにあればAの実母の生霊だ...からりの恨みをつのらせてやがる....」
「僕達はちょっと人間の寿命とかわかんないんですけど...ばばさんに聞いたらあっさり答えてくれたんですよ!」
「鬼姫の祟りによって寿命が伸びて苦しみ続けてるそうです...その恨みをAちゃんにぶつけてたわけですよ!」
「ぎるてぃ...だな」
話が追いついてないようだ....だがおれらちはなんとなく分かる...俺らと同じ扱いをしていたと聞いたから...だから...きっと....主もいっぱい苦しんでたんだ...
「Aちゃんは...母親に愛情を受けず片割れにばかりその愛情は向いていました....ですがここで問題が...鬼の祟りを逃れる女の子はいなかった...だから姿に出ていたあの子に擦り付けました」
「その結果...人間の振りをした心が鬼の片割れと...姿が鬼のあの子が誕生したんだよね」
「...でも!あのおばさん!Aちゃんを山に捨てたの...だから...俺たちが愛を与えたけど...それを受け入れてもいいのか悩んじゃってるみたいなんだよ」
「だから...受け取ってもいいんじゃないかって...思わせて欲しいなって....」
つまるところお願いってことか...なぜ見習い先だ時来たかが...人の子だからこそ人から愛情をもらって欲しいそうだ
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
