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猫視点
姫の積もり積もった涙がボロボロと溢れる...俺にたまにかかるけど...それでも...俺にとったら姫が苦しい重いから少しでも解放されているって思えるから...にゃ...
「ほら主...猫さんも心配してるよ」
「みゃ!?」
「よく見りゃ猫じゃねぇか!すげぇ可愛い!」
「南泉さんが猫になったらこうなるんですかね?」
「にゃんで俺に被弾してるんだ?」
「どんまい猫殺しくん」
『...ま....おは...わ...たしの』
急に持ち上げられたと思ったら...姫がキュッと抱きしめた...たぶん私の護衛とでも言いたかったんだろうが...俺が褒められて嬉しいのか...それとも泣いてしまったから照れてるのか...わからにゃいにゃぁ....
「猫さんの浮気性!鬼姫様がいながら浮気〜」
「黙れ美鶴!鬼姫さんと俺はんにゃ関係になった覚えはにゃいぞ!」
『んぶ....』
「あ...すまん姫...んにゃぁ...氷で冷やすかにゃぁ....粉雪ぃ遊びに来てくれにゃぁ....」
「...猫殺しくん猫くんだよ」
「いやなんでにゃ」
うぅ...毛が逆立つから近寄って欲しくにゃいんだが...それよりも姫の怪我を優先だにゃ...っと...小夜たちに感謝だにゃ...
「包帯持ってきたよ」
「消毒いるか?」
「ガーゼです!」
「ありがとにゃぁ...姫動いたらダメにゃ」
『んぅ』
「...こうやって人の手入れはするんですね」
「君手馴れているね」
「わしにも教えとおせ!」
「写にはいらないかもだが....」
「忘れるかもだけど覚えた方がいいよね〜」
「兄者...」
「ぶな....んな見てたら姫がびっくりするだろ!あと...俺ら妖と違って姫の怪我が命に関わるの以外は治りが遅いにゃ...だか応急手当は必要にゃ」
しっかし....こんなの見てもつまらないと思うけどにゃ..まぁ..それでも姫がこんだけの奴らに必要とされてるって分かれば良いんだにゃ...
「...主...僕は歌仙兼定...先程は僕の身内が失礼したね」
『...かせん?』
「そう...歌仙...そして」
「わしゃ陸奥守吉行じゃ!主愛しちゅぞ!」
『あいし...?』
「こらぁ!陸奥守!主はまだピュアなの!変な事言わない!」
「...はぁ...面倒にゃ」
「でも猫はAちゃんの護衛降りたりしないでしょ?」
「....んなもん当たり前だにゃ」
あの時...俺と姫の初対面しかも猫の姿で...はっきり俺を見て言ったんだ....鬼姫さんと一緒の事を..はっきりと....猫って...それを聞いただけで決めたさ...姫の事ちゃんと守ってにゃ
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
