いらぬ子 (ページ31)

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A視点

やっぱり...私は...小夜たちは凄い...もう馴染めているから,..でも私は...ヒリヒリと痛くなる...苦しくなる...誰かに...何か言われてる...不安が沢山積もって苦しくなる...

「...にゃぁ」

『...ん』

まおが足に擦り寄ってくれた...だから...またこっそりと...みんなから離れる...ひげきりも優しくしてくれるけど...あっちでみんなと居た方が楽しそう....だから

「なぁん」

『...寝る場所...』

「なぉん」

初めてここに来た時に来たはなれ?に付いた...まおはすぐに人型になった...美鶴も地面に降りてきた...

「...ハンバーグ作りましょう!これも恩返し!」

「いいにゃぁ...俺魚ミンチにして欲しいにゃ」

「任せて!恩返しします!」

『...はんばーぐ』

「姫好きだろ?ハンバーグにゃ」

まおは...私を守ってくれる...子供の頃からずっと....ずっと....ずぅっと....私はただの鬼なのに...周りから姫扱い...それほどまで似ていたのか...それとも...望まれているだけなのか....

「...姫...俺は...姫の事姫だって思ってるにゃ...あいつらもきっと...俺らは姫にたっくさんの恩がある...もちろん鬼姫もにゃ....だから...笑おうぜ...にゃ?」

「そうよ!...あたいなんてAちゃんに何回人間の罠から助け出されたのか数えてないもん!」

「美鶴はもう少し警戒するにゃ」

『まお....年上』

「んにゃ?ただの平安時代生まれなだけにゃ...鬼姫にゃんかその前からだぞ...」

「私は鎌倉ですよ!?椛と楓は室町だし....彩萌と焔と粉雪は江戸よ!?江戸!」

「ばばと山神も俺らより年上にゃ....」

『つよーい』

「そうにゃ...俺らは守るものがあるからつよーいにゃ」

なんだか安心してくる...まおの膝を借りてコロンと寝転がって目を瞑る....少しだけ休憩...しばらくたつと....見たことの無いお兄さんが...いた...まおは....猫枕...

「...主さん...こんなところで寝てたら風邪ひいちゃうよ」

『...だれ?』

「あ...ごめんね...堀川国広って言うんだ...山姥切国広と山伏国広の兄弟かな...?」

『ちょーぎは?』

j長義さんは兄弟の本科さんだよ...っと....髭切さんたちが居なくなったってまた騒いでたんですよ.一緒に行きましょうか」

『....でも』

「安心してください...ハンバーグですよね?」

「にぁん」

まおのあくび...すごいまお...私よりすごい...かっこいい天才猫.反して私は....いらない子