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髭切視点
僕は鬼を切った刀だから怖がられると思ったけど....前任の片割れはそっと僕の手に両手を添えた...次第に自分のてとどっちが大きいか比べ始めたり..まぁ...僕の方が当たり前で大きいんだけど...
「子供らしくて可愛いねぇ...ね弟」
「そうだが...兄者人間では無いとは..?」
「...この子...たぶん前任の分のも引き受けさせられちゃったんだと思う...だからこの子の成長は止まった...鬼に近い子...でも...人間の時の性格とかが大きく反映されてるんだろうね...優しい子だよ...前任と違って」
やっぱりある程度警戒されちゃうなぁ...でも...真っ直ぐに見つめてくれる...前任に似ているようで全く似ていな眼で...よく見ればこの子はちゃんと人に化けてるなぁ...角がでてないし...
『...ん?』
「あ...ごめんねぇ...嫌だった?」
『...んーん...2人目』
「そういや晴彦に撫でられてたなぁ...」
「弟もどう?大人しい子だよ」
「膝丸だ...えっと...失礼する」
弟が軽くポンポンと撫でる...ふふ...可愛いねぇ...小さくとも...この子は前任と同い年なんだよねぇ....
「さて...まずは匿う場所を...離れかな...」
「じゃあ僕たちに任せて...この子の面倒は見るよ」
「兄者!?だが...」
「よく見て...この気が僕達が何をするか分かってる顔してる?」
「いや...?」
「じゃあ...僕達がされた事理解できると思う?」
「いや...むしろ混乱すると思う」
「でしょ?...この子は見た目通りの精神なんだよ?...知識も山での経験しかない...夜伽とか暴.力とか分かりっこないんだよ...あ...ちょっと顔顰めた」
両脇に手を入れて抱っこする...プラーンッと地面から浮いているけど激しく抵抗するようには見えない...うんうん....良い子だねぇ...
「膝丸...僕は抱っこしても良いよね?」
「あ...あぁ...って兄者!?....ｯ!もちろんだ!!」
「良かった...3日後担当と共にもう一度訪れるから...Aちゃんを頼むね...あと...しばらくはこんのすけを呼ばない方向で」
「もちろんだよ...食べちゃいそうだしねぇ」
「鬼だからか...?なら何を与えれば...」
「さぁ...?この子の...じゃなくてAの環境がどんな感じだったか分からないからねぇ...手探りで行こうか」
とりあえず離に連れてきたけど...畳を警戒しちゃってるなぁ...時々ニュって出てくる角が可愛いけど...あれもう少し長いなぁ...あ...そうそう足拭かなきゃ...泥まみれだしねぇ...
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
