29 ページ30
安定視点
美鶴が仲間に加わった...流石にこれ以上ここにいると長曽祢さんとかに叱られる...主が信用出来る人達の同行が可能になったけど...一緒に来れそうなのは美鶴と猫だけだ...とりあえず帰ってきたらすっごい本丸がドタバタしている...そりゃ...まぁ...ねぇ...
「主君一緒に言いましょう!ただいま!」
「た....ただいま!」
「帰ったぜ!」
『...っ』
「姫...おかえりにゃ」
「おかえりなさい!Aちゃん!」
『た...だいま』
猫と美鶴...同じ表情で天を見てやがる....主は俺たちに言い慣れてないのもあってかタジタジで...まぁ...隣の清光見たらわかる....同じ表情してる....
「俺の主が可愛い」
「Aちゃんは永遠にそのままでいてね...?」
「姫今日の晩飯にゃににするにゃ」
『...ひげきり...』
「んー?いいんじゃない?好きなの食べよ」
『...おだんごたべたい』
「...旦那...」
「安心しろ...万物屋に行く前に冷蔵庫にあるはずだ」
「人数分あるはずだが...追加は...」
「あっても姫に渡すにゃ」
「あたいは食べたい...」
いや...猫の忠誠心よ....長谷部と同じくらいあるよ...これ愛されるの取られる...?いや清光がめちゃ嫉妬してる...しかもトドメというように主は猫に顔を近ずけて鼻同士をくっつける...猫も挨拶...
「きぃぃぃぃ!ずるいぃぃ!」
「ちょ....清光!」
「姫...そーいうことやっちゃいけにゃいにゃ...俺との約束にゃ」
「猫は主の扱いに慣れているんだな」
「にゃ?鬼丸...俺は...姫を重ねて見てるだけにゃ...」
...?どういうことだろう...重ねてみてるだけ...?あ...そっか...主の一族を祟った鬼姫様は亡くなってる...なら...その一族の中から...鬼姫さんと似たような子が誕生する...それが...主
「...秋田!」
「小夜!」
「愛染どこ言っとったん!?」
「てめぇら!!」
「お主ら....!」
危険を察知してたのか到着寸前に変化しやがって....おかげで俺たちは色々と説教だけど...歌仙が生地に気づいた...見た事の無い色だったから気キラキラと目を輝かせて...
「お小夜...こ...これは!?」
「あ...えと...生地です...歌仙が喜ぶと思って...」
「肌触りも凄い....これもしかして鶴の羽かい!?しかも素人じゃない...プロの人が作った代物....た....高くなかったかい?」
「いえ...主の里のお姉さんです...生地が売れなくて困ってたらしくて...何個か頂きました」
そう言って主を見てにこりと微笑んだ....なんだか空気が和んだ気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
