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膝丸視点
里より少し上の一軒家...主は嬉しそうにぴょこぴょことし始める...それを見て焔と粉雪は優しく微笑む...
「あそこがばば様と綾萌とAの家じゃ」
「確か今椛と楓が部屋の整理をしているはずだ」
「人の家なのに手伝ってくれるんだ...」
「あの二人は何でも屋みたいな...?」
「忍じゃ...あれはただのボランティアじゃ」
「...焔に...粉雪...それに...姫!?」
「姫!?...お帰りでござる...」
『ただいま!』
忍び服に身を包んでいる双子...確かに男女だ...青年と女性のふたりは驚いたように目を開いて口を開けた...
「...綾萌殿から聞いて本丸似て暮らすと聞いていたのだが...」
「喉の傷を見せに来たの」
「なるほどでござる...姫ついでに持っていく物を選ぶといいでござる」
『いいの?』
「姫の部屋はまだ手をつけておりません...ご自由に動いてください」
『...うん』
そう言って走って行った...双子は目を合わせ頷き女性の方がついていった...護衛ということだろう...小夜達がついて行こうと足を動かそうとしたらクナイが足元に刺さった...青年の目付きが鋭い...
「楓こやつらはAの元におる付喪神じゃ...それにもし当たっておったらお主が罰せられるのだぞ」
「...心配ご無用...計算して投げてるでござる」
「...楓はよそ者に厳しいんだ....反して椛は優しいから安心してくれ」
「大丈夫...僕と弟みたいだね〜」
「膝丸だ兄者」
「あの...おにーさん...主君と一緒に遊ぶための玩具見たいんです...」
「いま鬼ごっことかしか出来ねぇんだ...」
「ボードゲームがあるってほんで見たから...あったら欲しくて....」
「...承知した...姫の部屋は突き当たりを右でござる...ボードゲームとカードゲームがあるはずでござるよ...椛に頼めば高いところの物も取ってくれるはずでござる」
パァっと短刀たちの表情が明るくなり家に上がった...俺たちはダメそうなままだがな...
「...こいつは紳士だから大丈夫」
「本当?主変な目に合わせてない...?」
「そんなことやったら長老から叱りを受けるからやらんぞ」
「そういや...俺たち本丸留守にするって言ってなかったよね」
「...まぁ後で言おう...一期....すまん」
「まぁ...妾達が裏山で暮らすのも時間の問題じゃ...今のうちに交流しておくのもありじゃろうな...どれ妾達もゆくか?」
「迷惑だ」
来るとしたらぜひ綾萌も一緒で頼む
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
