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髭切視点
いや...まさか華奢な女の子に気絶させられるとは思わなかった...昼餉だからって叩き起されたからね...短刀達に紛れてあの子もちゃんと来たし...
「残さず食べるんだよ」
「すごいな...この辺の教育はしっかりだれているのか...」
「ばばさんが主に教えたんだもん...同然じゃない?」
「清光...主のばばさんとは初対面だったでしょ」
ただなぁ...今日の昼餉...誰が手伝ったんだろう...
「もういいよそろそろ吐くといい...死なないって言っても痛いだろうしね」
「兄者...?」
『...おぇ』
「そういい子...弟見てご覧...血だよ」
「え...?あ...は?」
「...あとこれ...針だね...こりゃ喉大丈夫かなぁ?」
「歌仙と燭台切はやらんな絶対」
「主復讐する?」
「お喉痛くないですか?」
「無理に喋らすのもダメだ...こういう時って病院?」
『...問題ないあの程度すぐ治る....』
すんとした表情でこちらを見つめる...やっぱり強いけど...どうしようここの本丸には医療だっけ?そういうのに詳しい刀は居ないから...
「...えっと...とーしろーくん?だっけ」
「はい!」
「医療に詳しい兄弟がいたっけ?」
「薬研兄さんですね!でも...この本丸には...」
「弟...午後から出撃しようか...主は本丸でいい子にしててね」
「あの....僕達も行きます」
「俺ら練度弱いけど...力にはなりてぇ!」
「頑張らせてください!」
とりあえず主は信用できそうなところに....ご飯を用意してくれたふた振りは申し訳ないけど遠慮しよう...蔵に引きこもってる彼は...無理だろうし...
「...小夜くん!愛染くん!一か八か行きましょう!」
「...今がその時なんだね...!」
「当たって砕けろだ!」
「豊前さん!」
「...ん?なんだ?」
「主君の事お願いします!」
「え...?」
「目を離すとすぐ消えちゃうんで....」
「...お....おう!まかせろ?」
「りいだあ!審神者さんの面倒を見ろってことですよ!?」
なんだか勝手にわいわいやってるけど...本人は知らんぷり...食事も手をつけずにそのままだし...あー見られてるよ...でも...主も思うところが会ったのかな...ザワザワとしている大広間を静かに出ていった...その背中は...寂しいと訴えていた....簡単に押しつぶされそうな...ちいさな....小さな背中だった
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
