22 ページ23
小夜視点
主を連れて日当たりのいい縁側へ...ある程度事が落ち着いたから...他の人たちも自由に行動し始めた...ポカポカしていて暖かい...
「暖かいですね!」
「そうだね」
「だな!主どうだ?」
『...あたかい』
部屋の中から聞こえた時より言葉数は少ない...でも...それも仕方がないか...あの時話してくれたことが本当なら...主は話すことが嫌いだから....
「主聞いてください!僕は粟田口派なんです!兄弟がいっぱい居るんですよ!」
『いっぱい?』
「そうだね...粟田口派は短刀が多いんだよ」
「だから1部ではあいどるって言われてるんだぜ...まぁ...あいどるっていったら....あそこなんだけどな」
そう言って指を指す愛染....そこには江派...確かにあいどるだ...主は別のに興味を見せたみたいだけど...
『...いぬ』
「犬...?あぁ...しっぽだけどあれ付けるやつ」
「五月雨さんと村雲さんですね!にこいちなんですよ!」
『...にこ...いち』
「...主は犬好きなの?」
『んー...?...いぬより...いたち?』
「いたち...」
「いたち?」
予想の斜め上の回答に少し困惑したけど...まぁたしかに....いたちなら山にいそう...もしかしたら妖なのかもだけど...
「...くぁ...なんだか眠くなっちまった」
「僕もです...ふわぁ...」
「...僕が寝ずの番するから...主は...」
『...さよも寝る...』
「でも...主のこと狙う奴がいるかも...」
『...大丈夫...みんなで寝れば怖くない』
日向でポカポカする縁側に横一列で寝る...愛染...僕...主...そして秋田の順で...時々吹く風が涼しくて...安心して眠ってしまった...誰かに声をかけられて目が覚める...歌仙だ
「ようやく起きたね...昼餉の時間だよ4人とも」
「歌仙...」
「お小夜も珍しいね...こんなに熟睡してたなんて」
「主君がとっても暖かいんです!ね...小夜くん」
「うん...暖かい」
「えー...次俺が隣な!」
『...わんわん』
もしかして..,主本当は五月雨さんと村雲さんのしっぽ触りたかったんじゃ....寝たは良いけどやっぱりあのしっぽ気になってたんじゃ...仲良くなりたいけど怖がらせるかもしれないって思ってたんじゃ...たぶん僕達3人とも同じようなことを考えたかもしれない...
「主...今度近くで見に行こっか」
「主君とだんすしたいです!」
「いつか派手にお祭りしようぜ!」
『...うん』
少し笑ってくれた...ちなみに歌仙が雅だって言って桜吹雪と涙腺が崩壊していた...主埋まっちゃうんだけど
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
