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長義視点
あんな素早く布を取られるとは思っていなかったから...国広も3秒ぐらい停止...ぱっと動いた瞬間...甲高い悲鳴を出し追いかけてった...
「俺の布を返してくれぇぇぇぇ!!」
「ついでに俺のストールも返してくれると助かるんだけどな!!」
「済まない!俺達も一緒に探そう...!」
「屋根裏は僕達無理だよ!?」
「秋田達に頼むか?」
「それは無理だ!保護者の目が辛い!」
「それなら俺行こうか?」
たまたま居合わせたであろう愛染が名乗り出る...確かにあの子よりは大きいがそれでも簡単に入れる...ここは頼んで言ってもらう...国広が限界超えてるんだが...
「誰か!俺の布の代用を!!」
「僕の上着でいいかい?」
「構わん!俺の顔を隠せるのなら!!」
ワーワー騒いでいると...本殿の2階かな審神者部屋からドタドタと足音が向かってている...本殿は廊下で繋がっているから確かに屋根裏から2階への侵入は可能だけど...もしかして...!
「...国広...審神者部屋って封印されてたはずだよね...前任によって」
「あぁ...政府への連絡網や俺たちにとって大事なものも多い...なんなら前任の隠れ部屋だからな...」
「...なら急ぐよ!あの子俺たちから逃げるために向かったのかも!」
向かってるとついて行った愛染の声が聞こえる...あかねぇあかねぇ...と...打撃が強い大太刀や太刀でなんとか開けようとしているがビクともしない...
「愛染大丈夫なんよな!?」
「大丈夫だけどあかねぇし出れねぇ...なんだよこれ!」
「大太刀でも無理ですか...」
「あたしら揃ってや壊せそうなのにねぇ...」
『...愛染見て刀だ...見たことない...愛染と同じ長さの刀だ...短刀が3...そしてこれは剣の可能性が....いや...間違いない長老が腰に着けていた武器と同じ...』
「って主そんなに話せたのかよ!!」
『系4振り...まだ隠されてる可能性がある...まだ奥の方を調べてくる』
「行かなくていいって主!」
もしかして...猫の皮でも被っていたのかい!?...賢いってこういう事なんだね...でもなんで...俺たちの前では話そうとしないのだろうか....
「主君!歌仙さんがおやつを作ってくれましたよ〜」
「主..柿を食べよう?たまたま実ってたんだ」
「...主...とりあえず...その布返しに行こうぜ?な...?」
『...愛染だけ行けばいい..分かってくれるのは...ばば達だけでいい』
もしかして...あの子....結構悩んでるのかな...?確かに...俺たちは理解しようとしてないかもだけど...助けたいって思ってくれてるのかな?
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
