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晴彦視点
いやぁ...この娘...いきなり代わりとか言って一緒にきやがって...探してたのは山姥だぞ?長義を嫌がる奴を探してたのに...くそう....
「大広間に行くのか?」
「まぁねぇ...大丈夫だよ!この子の事気に入った刀の方が多いから」
「当たり前でしょう?Aは小さな頃から私達が面倒を見ていたのよ?良い子に育って当然ですわ!」
「ねねさんは保護者だね...」
「ふふ...私これでも綾萌と申しますの...ばば様から直々に名を頂きましたわ」
『ねね...ひざまるへーき?』
「大丈夫でしてよ...そもそも私達は人と共存するタイプの妖怪グループでしてよ...人を喰らう輩はおりませんことよ」
「へぇ!今はそんなふうに組み分けられてるんだぁ...」
「人は時代によって変わる生き物...であれば私達も時代によって適応していかなければなりませんわ」
ご最もすぎる...綾萌さんが保護者代理なのは間違いなさそうだ...大広間には短刀以外が揃ってて殺気立たせる奴らもいるな...
「一応客だぞ」
「...でもよぉ....何も知らねぇままの奴も嫌だよなぁ...」
「たしかに...」
「前任の片割れってとこも不安だし...」
やっぱりまだ信用されてないか...だがいいのか?こんな開けてるところでこの子の悪口を言って...保護者が怒り狂う前に止めろ...
「まぁまぁ...今の付喪神はこんなにも臆病ですのね」
「ちょ...綾萌さん」
「だってそうじゃないかしら...現実を忘れて夢を見続けて...1度玉鋼?でした?それに戻られたらいかがです?」
「てめぇ煽りまくってんじゃねぇぞ...」
「はぁ?こっちだってあなた方を私の子達に食らわせたくてたまりませんことよ?我慢している私の身にもなってちょうだい?この子にしたこと長を通じて知っておりますのよ」
あぁ...怒ってんのはこっちもかよ...でもそりゃそうか...あの血の跡の服を見れば黙っていられるもんじゃないしな...
「そうそう...私長代理でもございまして...今暮らしている山を放棄すると次暮らす場所はこの子を見守れる...この本丸の裏山にしたいと交渉をしてまいれと...もうされておりますの」
「わぁ!話が飛ぶねぇ...僕は全然いいよ!この子のばば様?に会いたいし」
「髭切様は随分ご親切でございますわね...それにあなた方が前任を殺したのでしょう?その母親が怒り狂い私共の山にゴミや死体..更には生贄などを向かわせてくるしまつ...責任...あなたがたにもありましてよ?」
まるで...おまえのせいだとでも言いたそうに..赤く光る目が恐ろしい
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雪女 - 更新楽しみにしてます (12月15日 8時) (
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作者名：のうな | 作成日時：2023年12月12日 6時
