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まんば視点
一緒に寝ることなったんだが...とりあえず隣だが...すごい見られている...じろりと...目をつぶって寝たフリをしていると...モゾりと布団が動いたと同時にぺたぺたと足音が...部屋を...出た...?
「(こんな時間だ...どこに行く気だ...?)」
そういえば4人はまだ帰ってきてないのか...こっそり追いかければ玄関のドアノブに手をかけて外に出ていた...とりあえず本歌に報告しようと部屋を開けたら主達に報告中だった...
「偽物くん!?」
〈まんばどうした!?〉
〈ま...まんばちゃん?〉
「...つる...じゃなくてAが....1人で外に...」
「はぁ!?追いかけなよ!?」
「そ...それに本歌気づかないか?肥前と同田貫...江雪と鶯が帰ってきてないんだ...」
「た...確かにそうだけど...」
「なら巻き込まれてるんじゃないか?」
声がした方を見れば三月が猫又を肩に乗せて立っていた...
「たまが教えてくれた...あやつらまた怪異に引きずり込まれたのだろう...雪は祓えるだけで見るためには１回狐の窓を使用せねばならんしな...俺とAと違って気配はわからん」
「なぁーん」
「おぉ...良い子いい子...それに...安心せよAが連れてる式神は若いが充分強いぞ?」
「....偽物くん」
「あぁ!追いかけてくる」
「...この近くに廃病院がある...居るとしたらそこだ...たまがそこに居ると...警戒してる...かなり厄介な輩のようだ...切ってよし」
はっはっはっと笑いながら出ていくもので....なんだか三日月に似ているなと...思うがとりあえず家を出て廃病院に向かう...入口にAを発見し抱きしめる...びっくりと肩を震わせたがすぐに目を細めて俺をみた
『寝てなかったのかよ』
「あぁ...刀剣男士だからな」
『...ここ...雪なら行くと思うし...同田貫と肥前っていう怖いもの知らずの刀剣も居るんだ...行くだろ』
「....だな...でも無理はしないでくれ...頼む」
『...なら報告...右上...だいたい2階...歪んで見える...それもかなり...強いし厄介だよ』
「わん!」
『さだ...おかえり』
「さだと言うのか...?」
『母さんが付けたんだよ...可愛いだろう?俺の守り神だよ』
「なら俺は守刀だ...はぐれるなよ」
『分かってる』
俺とAと1匹でずんずん進む...途中さだがわんっと吠える...その度貞の方へ向かって歩けば...視界がグラグラするのか頭を抱えて俺にもたれかかった...辛い...よな
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作者名：のうな | 作成日時：2023年11月9日 21時
