死ぬ前の君に言いたい (ページ48)

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鶴丸視点

切国に誘われ万物屋デート...ちゃんと財布に小銭は入っているから大丈夫だろう....ギュッと握られてる手が暖かい...

「良かったこちらは寒くないな」

『そうだな...ちなみに何を買いに来たんだ?』

「そうだな...何が欲しい?」

『...んっと....そろそろ部屋の物増やさないか?ほら...こたつがあったら最高だが...持って帰りにくいしな...』

「なぁに...俺がいるだろう?ある程度の荷物なら俺が持とう...鶴丸はでーとを楽しめば良いんだ」

待ってくれ俺の恋刀がすっごいかっこいい...!!きらきらしてる!それに周りの審神者やら刀剣男士が切国の方をガン見してる...お...俺の...彼氏なのに...!

「ははっ...そんな不貞腐れないでくれ...妬いてくれたのか?」

『...ｯ!妬いたが?悪いか』

「それくらい俺を愛してくれているんだろう?お前がここまで意志を出してくれたのを喜ばない訳には行かないな...甘味所へ行こう...あんみつは好きか?」

『好き...』

「なら良し」

良くしてもらってばかりだ...長義のセリフのような...与えられるなら与えるスタンスか...?なら俺も....ちゃんと...何か考えながら奢ってもらったあんみつを頬張った

『切国は食べないのか?』

「あぁ...鶴丸のを見るだけで満足だ」

『...あーん』

「俺は別に...」

『俺だけに食べさせる気か...夕餉もあるんだぞ...こんなに食べたら夕餉も食べれん』

「...なら頂こう」

俺が救ったあんみつをそのままかぷりと平らげた...ふふ...関節キス...少々舞い上がりながら万物屋へ...色々と売ってるものだな...

『...指輪...』

「別本丸の俺か!同じようなものを買いに来たのか!?」

『うぇ!?...あ...女士個体の俺か...?』

「やっぱり憧れだよな!ぺありんぐ...俺も三日月と...あ〜ダメだ...買い物りすとには無かったな」

『...三日月と恋仲か?』

「そうなんだ!毎晩愛し合っててなぁ....所でお前も誰かと夜中..いや朝まで...」

『....いや...恋仲とまだ愛し合ったことは無いが...無理やりなら...』

「...なんかすまん...」

『いや...大丈夫だ...でもまぁ...俺の中を暴いていいのはあいつだけだしな...』

「君も随分愛されているなぁ」

『お互い様だろう?』

見合ってニッと笑っていたら2人して肩を叩かれ振り向いたら...それぞれの彼氏がすっごい照れていたな...あちらの三日月は軽く威嚇して鶴丸を連れて去ってったな...さて...どれにしようか