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A視点

冬ってこんなに寒かったか?そう思いながら...切国が色々と着せてくる...だが正直いちばん寒いのは下から来る風だ...袴だからスースーするんだ....

「どうだ?これなら」

『...んー...切国...ずぼんを貸してくれ』

「...?別に構わんが....」

『ありがとう....少し待ってくれ履くから』

袴の紐を解いて脱ぐ...うぅ...足元がァ...俺と切国の身長差が少ないからなぁ...助かる...とは言っても前世の俺はまんま177cmのたいし...今世の俺は厚底で足元を増してる...つまり脱げばそう変わらないのだ...まぁ...俺はそういう個体だ...主によって若干の身長差はあるらしいからなぁ...

『...ん...少しはマシだな』

「..ふは....鶴丸...まるで巣作りだな...俺の匂いがついてるのを身にまとって...」

『なっ...!この上着....切国が使ってたのか?』

「前までな....主が時折気分転換にと冬にしたりするもんでな...慣れだ」

『そうか...じゃ...じゃぁ...切国...いわゆるお家でぇとだ....そ...その...ある程度ちゅーも...ゆ...許す!』

言った瞬間に口付け...だがかっこいいから許してしまう俺がいる....本丸内で手を繋いで歩く...もう雪かきが終わったのか短刀達が雪合戦を始めている...鯰尾と骨喰...1部の脇差や元気な奴らは...

「お...!ごめんデート中?いやぁ...こうなると花だねぇ」

「だろう?俺の自慢の彼女だ」

『...?彼女...です?』

「鶴丸が受け入れてる..だと」

「つまり鶴丸が人妻!?ひゃほーい!」

「結婚したならなんで俺に言わねぇんだよ!!」

「そーだそーだ!」

「祝い金持ってきてやったのによォ!!」

『なんでてめぇら自然にいるんだよ!とっとと自分の本丸に帰れ!!』

「実はなぁ...俺の本丸なぁ....台風でな....そこに居たら危ないということで...主がAの主に連絡したんだ」

『...そ...そうか....』

まぁ...?主が呼んだんだったらしょうがない...だから...今は切国の腕くみで我慢してやろう...俺は大人だからな...!

「わぁ!どうだ驚いた....か?」

「他本丸の鶴丸でも許さんぞ....」

「こ....こりゃ驚いた...」

「だから怒られるとゆったでは無いか鶴」

「だ...だが!俺と山姥切が付き合ってると聞いてワクワクしないやつはいない!どうだ!やったか!?」

「やってない...そもそも鶴丸はそれにとらうまを持ってる...気長に待つさ」

『...切国...』

やべぇときめいた...ほんと好き....俺の彼氏ほんと男前だわ...

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作者名:のうな | 作成日時:2023年11月9日 21時

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