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誉視点
くっついたのにまだ数日経っても完全ガードを取ってる鶴丸とそばに居るだけで幸せを噛み締めているまんば...もっとイチャつけ!と思ったのは俺だけじゃない...大半の刀たちがそう思い始めているのだ...
「あーもう!皆んな周知の事実何だよ!?カップルというよりただの他人になってるんだよ!?前の雰囲気どこいっちゃったんだよ!」
「確かに!まんばはもっと接近してったのに!」
「偽物くんは...付き合ったはいいもののどうすれば良いのか分からないんだ...って言ってたよ!」
「鶴さんに関しては!最近手伝えることは無いかって言う頻度が上がったよ!おかげで僕いっつも頼んじゃうんだ...!」
「わかるよ光忠!....最初は警戒してたけど...料理の手際を掃除も!更には書類整理に書庫整理まで完璧にこなす!....どこぞの鶴丸とは別なんだよ!」
「最初は嫌がってましたけどね...でも兄弟が一緒にいたのは見たことがありますね」
「おい堀川いつだ!?」
「昨日ぐらいですかね?書庫整理をしている鶴丸さんを見つけた兄弟がサッと手伝ってたんですよ...無言でしたが...途中で兄弟が抱きついてましたが...鶴丸さんはスルーしてましたね」
こっそりなんかい!もう堂々としろよ!あんなに公開告白なんだぞ!?全員知ってるに決まってるだろ...と言うかあれか...一期が本丸の風紀がってうるさいからか...
『歌仙...物置の整理をしたいんだが鍵を....ん?どうした?珍しい面子だな』
「...鶴丸..お...お前...まんばとやってけてるのか?」
「そうだよ!偽物くんに愛想を尽かしたのなら言って欲しいんだけどな!そしたら俺たちが話のネタに出来るし!」
「長義さん...?」
『...はぁ...同じ部屋で布団1式で寝てるんだぞ?簡単につかしてたまるか....まぁ...尽かされるとしたら俺だろうな』
「...これ鍵ね....でも物置は基本綺麗だから掃除だけでいいと思うよ...皆んな使うし」
『感謝する』
すっげぇ呆れた表情で言われたんだが...しっかしなぁ....愛想が悪い方は自分の方だと思ってんのかよ....まんばに聞くにしても今出撃中だしなぁ...
「でもまぁ...鶴丸は本当に亜種ってわかりやすいね」
「俺研修先の鶴丸の落とし穴めっちゃ引っかかってたし...」
「鶴さんにたまにはイタズラされていなって思い始めたんだけど....」
「まぁ...驚きを求める性質の刀に反して全くの真逆だしね」
「主!緊急だ!急いで手入れ部屋に来てくれ!国広が!」
珍しいヘマだな..とりあえず急いで向かう...あぁ...血の匂いが濃いな..
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作者名：のうな | 作成日時：2023年11月9日 21時
