53 ページ5
長義視点
Aくんは偽物くんに抱きしめられて抱き締め返しているけど...どうにも不器用だ...
「うへ...うへへ...肥前きゅーん...ぐへ...ぐへへ...」
「きも....」
「三月げんこつ食らうか?」
「ごめんなさい...決してむっちゃんの髪の毛1本ついてないかなって思って近寄ったわけじゃないんです」
「すみませんこいつ変態なんで」
「毎回犠牲になるのいちだもんな」
「傍から見れば歌仙におわれているむっちゃん」
『...た....すけて』
そういえば忘れかけていた...偽物くんをひっぱたいて引き剥がすと...頬を赤く染めたAがいた...外野が口笛を吹くとキッと目付きが鋭くなったが...分が悪いのを知っているのか...すぐにそっぽ向いた
「どうだった?」
『...い...意外とがっしりしてる』
「じゃあむっちゃんはむちむ...」
「変態じゃねぇか...雪も無言で殴んなって...」
「お....俺は別に歌仙可愛いとしか思ってねぇ!」
「...お....おう」
全員好きな相手がいるんだな...だったら初期刀行かせればいいだろって話だけど...たぶん無理だろう...変態と仲良くしたいと...初恋!って感じのようだし....
「A大丈夫か?顔が...」
『へ...平気...心配されるの慣れてねぇだけ...だし』
「...はいはい...君たち親御さんに何か言ってる?」
「明日休むって言ってる」
「母さんと父さんは海外に行ってる」
「集金」
「俺も休むって」
『...誰も居ねぇし...』
「だろうね...泊まってく?」
「俺達はうぐの姉貴の捜索」
「死ぬまでにやっておきたいなって」
『...明後日は刀フェスだしな』
「刀ふぇす?ってなんだ?」
『刀剣フェスティバル...刀剣男士のレイアーさんが集まってキャッキャするの』
初期刀5人で参加予約してると付け加えて教えてくれた...ちなみに一般人も普通に来るようだ...とりあえず時間遡行に連れてかれないように同田貫と肥前が鶯と雪と一緒に行った...
「...止めて貰っていいの?俺肥前と寝たい」
「変態を止めてくれ!!」
『..陸奥守吉行限定だろ...』
「じゃあ君は本科である俺と寝るかい?」
「な...!本科!?」
『いや...俺は切国とがいい...寒いし湯たんぽに丁度いいだろ』
「鶯は俺と寝るか?」
「獅子王と寝る!」
彼の回答を聞いた偽物くんはピタリと止まった...獅子王と鶯の会話が響く....気まずくなったけど彼も気づいてるのだろう...切国が...盛大に喜んでいるのを桜吹雪で
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のうな | 作成日時：2023年11月9日 21時
