75 ページ27
まんば視点
鶴丸がまだ死ぬなと言うように両腕を掴んで離さない...そりゃそうだ...ここで本霊が見えた者は審神者適性が高い...だから分霊を送れば再会できるから...
「なら俺が行くまで...生きてくれ....」
『俺さ...くそばばあの言いなりになるの嫌なんだよね...審神者って給料いいんでしょ?あのばばあ...俺の給料とか全部持ってくしさ...こっそり隠し持ってんの...は向かえばぶっ叩かれて...妙なヒステリック起こされるわ...もう一度話しましょうって...馬鹿じゃん...俺が道具としか思ってない証だろ?だから...あのババアを驚かせんの...俺の親父と母さんを助けなかったあのババアを...!』
目がキラキラしている...驚かせるという言葉に...鶴丸もつられてキラキラと...
「...でも生きたいんだろう」
『生きたいよ...5人全員で...馬鹿やって自分じゃない服装で街を歩いたり写真撮って...生きたい...でも...俺ら全員が問題を抱えていて...そんな悩みから開放されるくらいなら...来世が良い事を俺は望むね』
「...ふ...ふは...そうか...来世か....決めた...君死んだら覚悟しろよ?驚きの結果を君にもたらそう」
『...ドンと来い!』
コツンと拳を合わせて部屋を出た...俺たちとすれ違ったが気づかなかったようだ...
「安心しな...君のお気に入りはちゃんと俺が責任をもって送ってやるよ」
「なっ...歌仙!」
「違うよ...ありがとう鶴丸...感謝しかないよ」
「あぁ...これからどうなるかは俺には知らんが...随分良さそうだな...ほかの連中にも...話して来る...あいつらは一緒に生まれ変わった方が楽しそうだしな」
すっと目を細めた...とりあえず俺たちは追いかける...既に出ていたようで...じゃーなと言って分かれていて...歌仙が...微かにあ....と声をだした...
「どうした?」
「あそこ...あそこで...」
「そうか....」
青信号になって進んだ瞬間...すごいスピードで車が...Aに当たった...強く地面に叩きつけられて...血が...滲んで...周りは色々としているはずなのに....酷く静寂に聞こえる...
「...任務完了見たいだね...」
「...そう...だなっ....」
「...まんばは辛いだろうね...大丈夫きっと....戻ってるよ」
ほかの場所でも叫び声が聞こえ始めた...あぁ...なんでこんなに...辛い任務何だろうか...そう思いながら...本丸に帰った...何故かドタドタと走り回っているような音が...沢山聞こえた
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のうな | 作成日時:2023年11月9日 21時