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ナツメ視点
トウマがめっちゃネガティブなことを聞いてるよ...でもあの子にとったらそれが当たり前だったから仕方がないのかも...もしかして...全員に虐め受けてた...?
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
『ひゃい!?!?』
「大丈夫気合いを入れた声だから...」
「よし...これでよい...みよ...お主から厄が抜けておる...おそらくあの厄は持ち主の場所へ帰るだろう」
『....どんどろのご飯』
「どんどろ...」
「なんじゃ...お主...そうか溜めすぎても体に毒じゃからどんどろが傍におったのか...もうこの子は大丈夫じゃよ」
「どんどろ♪!」
するとオババさんがあの子の頭をぽふぽふと触る...厄が移ってないようで安心...あの子は頭を触られて驚いてるみたい...そっか...触ってもらったこと無さそうだもんね
「オババが平気でも俺様が許さねぇ!」
「Aくん...不動明王ボーイで剣武魔神不動明王の子供バージョンだよ」
『ふ...どｯ...ど..土下座...それとも切腹...?あぁ...部屋に永遠に引きこもった方が....』
「....だ....大丈夫だぞ?切腹もいらねぇし土下座も...なぁ...そんな顔しないでくれよ...」
ボーイが折れた...しかも頭撫でてるしギュッてしてる...そりゃ相手顔面蒼白だもんね...元々白いけど...
「よし...脅威は去ったなおい...新幻王」
「おいおい...カイラ話...」
『し...しら...』
「知らないでは済まされんぞ」
「あのさ...カイラ...多分マジでなんも分かってねぇぞ...」
『...我なんか生きてる価値など...そうだ...溺れよう』
「すまん!頼む待ってくれ!!」
早いんだよな...自害までの流れが...元々精神が弱いんだろうけど...あ...トウマありがとう..お松さん
「...A様...ぎゅっと抱き締めてもよろしいですか?」
『...わ...我はお松に酷いことを言った...そ...れに...ひ...酷いことをした...だから...だか...ら』
「そうですね酷いことをされてしまいました...ですから...A様が癒してくださいませ」
『ひっぐ....うわぁぁぁん』
子供のようにボロボロと泣き出してしまった...お松さんは優しく抱きしめて頭を撫でる...本当に面倒を見てきたんだなって見てわかるし...お松さんに懐いてるんだなって本当に分かる...
「どんどろ」
「え?あ..いいの?」
「どんどろ〜!」
ついでにどんどろのアークももらった...あの子と友達だったんだろう...厄を集める子と厄を食らうのだから相性は良さそうね
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
