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アキノリ視点
くそ....殴りてぇのに殴りに行けねぇ...厄が落ちたら俺たちでもどうなるか分からねぇから...しっかり沼の外まで送るのかよ...
「ご無事ですか?A様」
『わ...我の事など放っておけば良かっただろう!この場の厄は全て我から出てる!あんな沼に落ちたところで我は何も起きん...なぜ...同じことをする!』
「簡単です...大事だからです...泣かないでください...貴方を抱きしめていたおかげで毒は無いですから...ね?ただ単に私に厄が付いただけです」
『...お....お松...せ...せめて...我が...何とか...』
「トウマに触れるな厄神め...これ以上はゆるさぬ」
「おい...不動そやつは...」
「構わん!トウマが不幸な目にあうと言うならば...!」
お松から戻ったトウマはかなり披露してるし...なんか紫色のモヤモヤも...やっぱり...でも...すごく優しく見てるな...
「大丈夫だよ不動明王...Aくんは悪気があったわけじゃないでしょ?」
「だが...」
『...ｽｰ....ﾊｰ....大丈夫...我なら出来る...』
するとこの結界内のあらゆるところから紫色のモヤが吸い出てくる..,そして...Aの小さな掌へ...いつの間にかトウマのモヤもなくなった...そしてそれを一思いに飲み込んだ...
「ちょ...!」
「待ってナツメさん...触れたらダメだ」
「でも厄が..」
『...ごほ....ゲホッ..,ｺﾞﾎｯ...もう...去れ....去ってくれ...』
「また日を改めてくるね」
『もう来るな!』
俺たちに釘を指すように言い放ったカイラ様やエンマ様と違って人嫌いなのだろうか...でも言う通り案内されなくても出れた...とりあえず事務所にもろると事務所前でエンマ様とカイラ様が...
「あれ!?なんで2人が...」
「お...いい所に....幻王ジュニアの場所知らねぇか?」
「おい...Aという少年を探している...その子を保護しなければならなくてだな...」
「その子ならあったんですけど...」
「拒絶されてしまって....」
「使用人の話通り冷酷のようだな...」
するとまた怒ったようにオーガが暴れ出す...お松また怒るのかよ...あぁ...良かった静かになった....でも本当にそこまで拒絶する必要もねぇだろうし....
「それに人使いも荒いと」
「もしかしたら闇の商売人の所にいるだとか...」
「あの...そこまででお願いします...お松が怒ってるんです...」
凄いブチギレてるんだけど...ケースケも押えてくれるが持ちそうにないな....
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作者名：のうな | 作成日時：2023年8月31日 17時
