41 ページ42
白虎視点
いやどうしてこうなった...?寝た時は隣にいたはずだ...なのに...起きたら俺の上で寝てるってどういうことだよ...俺が上になって寝てるのならまだわかる...俺は虎だからな...だが!なんでAちゃんが俺の上なんだよ...!
「Aちゃん....朝....朝だぞー」
『...おまちゅ....あと...1じかん...』
「いや...お松じゃねぇんだけど...」
「A様1時間と言われてもトウマ様方がこちらに来られるご予定ですお着替えしてご飯を食べてください」
「うぉ...!?」
いきなりでてきたお松にビビる...するともそもそッと布団から出て言ってお松の手を握った...あ...勝ったって顔してやがる...くそ....ずりぃだろ...!部屋から出て言ったけど...俺の服にAちゃんの匂いが染み付いてる...ほのかな花の匂いがする...
「おれも...いくかぁ...」
さすがに着替えるけど...部屋から出ればワイワイと声が聞こえる.,,あ...アキノリ達じゃねぇか...
「はよ...朱雀」
「まだ眠そうだな...白虎」
「おいおい寝坊助だな...」
「...Aちゃんは?」
「お松に着替え手伝って貰ってるんじゃね...?すげぇ眠そうだったし...」
「じゃあお部屋に居そう...」
「にしてもすごい広いわね...」
「ここで暮らしてるって凄い王様って感じがする..!」
するとカランコロンッと下駄の音が響く...この場に全員を集めた夜桜だ...後ろに不動と玄武も...というか阿修羅お前大丈夫か?引きずられてるが..,
「や...夜桜まじですまねぇって...」
「ほう?食べ物の恨みは凄いのだぞ...」
「儂の分を分けたじゃろう!」
「我の分も...」
「...足らん」
「A様...もう少しお目覚めになられては...?」
『...やだ...んぅ...まだ....びゃっことねる...』
着替えてきたのだろうけどまだまだお眠だようだ...お松がトウマ様たちが来ましたよッと声掛けをするが...まだコクリコくりと首が動いている...
「すまん...言ってなかったな私が原因だ」
「は?」
「チビちゃんと私は繋がっている...私がこうやって平然と戦ったりすると...チビちゃんの通常の生活に事情をきたす...例えば今のように眠かったりとね...」
「じゃあ夜桜が本気を出さなきゃいいんじゃないの?」
「残念だけど...繋がってる限りあの子から色々と分けてもらわなきゃいけないのさ...」
そう言って俺の代わりに抱っこした...そしてAは静かに目を閉じてまた夢の中に落ちていった
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のうな | 作成日時:2023年8月31日 17時