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アキノリ視点

はは...やべぇ...その妖怪よりも格がちがいすぎる...まさに規格外...カランコロンッと下駄の音が白虎達に近ずく...だけど俺らは動けない...唯一ハルヤ....いや...酒呑童子だけが膝まつくという行動ができた...ちらッとこちらを見たがすぐにそっぽ向いてしまった...

「様子どうだい」

「夜桜...ど...どーしよ....Aちゃん...」

「ったく...しょーがないわねぇ...落雷の電流と一緒に悪い妖気をながされてんな...下がりな移るよ」

「わ...かった...」

そっと頭に手を置いただけで...目に光が戻った...ほっとしたけど...現状は変わってない...厄災が目覚めた...どの妖怪でも勝てない...どうするんだよ...

『...よ...な...おねー...ちゃ...』

「私は夜桜さ...よなねーちゃんはもういいよ...」

『よざくら...おねーちゃん...?』

「ほらよ白虎」

「なっ...おい!投げんなって!」

「ははは!信用してるってことよ!」

「おま...玄武のおっちゃんにも言えんのかよ...」

「とーの昔に朱夏の時代は終わってんだろ...なら私は隠居するさ...復讐はとっくに終わってるからさ」

だいぶフランクな人...だぁ...緊張も解けてきて俺らは地面に座りった...もうクタクタでクラクラする....

「...にしてもねぇ...利用されてるとわねぇ...」

「そうだよ...」

「いやぁ...封印された時に記憶帰られたんだろうな..,何故かうろ覚えだししゃーねぇな!」

「お....おい...お前は...奴らの一味じゃないのか...?」

「は?なんの話し...?だいたい私封印されて何万と立ってるんだ..そもそも私は復讐のためにあいつらを殺った奴らを殺っただけでそんな大事に....したか...一家全員殺ったわ」

「おーいAちゃん聞いてるぞー?」

「すまない...多分アイツらが好き勝手私をいじったんだろ...残念だったな...折れかけてる子に結びつけたら...お姉ちゃん魂が疼くに決まってんだろ」

ドーンっと言い放ってるが...敵意はないし...なんだったら俺の中の白秋が大笑いしてる気がする...変わらねぇなぁ!って言いながら...すると俺たちの方まできた...少し身構えるが...すっと頭を下げた

「あのバカを救ってくれて感謝する...本来は私がやった方が良かったんだがな...いつの間にか私も利用されてたとわねぇ...」

「...夜桜さんはやっぱり」

「見た目通り空天の姉さ...まぁ数年に1回生まれる厄鬼だけどね」

優しすぎて俺たちの緊張もエンマ様達の緊張も解けた..だって...姉の表情をしているから

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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月31日 17時

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