変わったばかりの幻王様 (ページ12)

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A視点

広い部屋...我今日ここに泊まるのか...?しかもお松がいつの間にかおらん...いやだ...我を1人にするな...とりあえず部屋の隅っこにおれば小さな小鬼がよってくる...しかも...家主からだ...

「オグ・トグ・モグ...ピザが来るまで仲良くしててね」

「おう!任せろトウマ!」

「任せろ!」

「任せろイェーイ!」

...小さくて可愛いが...恐怖対象だ...正座して頭を抑える...本で見たことある...やつ...お松早く帰ってきてくれ...我やっぱり無理..竹林に帰りたい...

「Aくん....ピザ来たけど....大丈夫?」

『...あ...ぅ』

「ごめんやっぱり怖かった?とりあえずご飯食べようか...」

『...す...すまぬ...家に入り浸っておるのに....食事まで用意させるとは....』

「いいよ...あとトウマって呼んで?Aくん弟見たいに感じるから....」

『お...とうと...?』

「うん....小さいし幼いし...お松と一緒だと子供らしくはしゃぐでしょ?可愛いな〜って...」

『...と....うま....トウマ...お松がおらぬから...寂しいから...』

「僕でよかったらそばにいるよ」

目を見ればわかる...トウマは...嘘はついておらぬ...だから...少し...我もあゆみよろう...我が...そう...してみたいから...

『トウマ...ピザは...どう食べるのだ...?』

「こう掴んでガブッと行くんだよ」

『つかんで....ハフッ...!ﾌｯ!?...んー!?』

「嬉しそう!」

「美味しそうに食うな〜」

「最高な表情イェーイ!」

「まだあるからゆっくり食べるんだよ」

アツアツで美味しい...この伸びるのはなんだろう...どんなので来てるんだろう...色々な疑問が沢山出てくる...我の知らない世界...引きこもってただけでは見えない世界...もっと...みたい...もっと知りたい...

「凄い食べっぷり...余程お腹がすいてたんだね...」

『トウマ...少し...頼むがある....』

「なぁに?」

『...教えて欲しい...我が幻王として既にいるになら...我は知らねばならん...もっと強くならねば...剣武魔神様達のこと幻獣様達のこと...お松の仲間の事....我が彼らの上に立つのであれば...我はそれなりに努力もせねばならぬ...』

「うん」

『正直我は弱いし...人前が嫌だし...メンタル弱いし...目を見て話せぬ...でも...もっと色々な物に触れたいと...思ってはダメだろうか』

「...いいと思うよ!ならお風呂入って考えよう!背中洗ってあげるね」

お風呂も広かったんだが...でもだいぶスッキリした...心も頭も...