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トウマ視点
どこから蝶々が飛んできた...気になってるのかな...Aくんがひょっこり顔を出すと...蝶々が鼻に止まった...お松がクスリと笑っている...確かに微笑ましい...
『...へ...チュッ....ズビ』
「あぁ...A様袖で鼻を拭かないでくださいな」
『別に汚れても平気だ....あの沼で洗えば良いのだし...』
「ダメです...A様が風邪をひかれてしまいます...着替えはないのですか?」
『...持って来ておらん』
「なら僕の服はどう?お松...それに親は今日仕事で帰って来れないみたいだし」
「良いのですか...?」
「うん....それにお松と僕って実質契約してるから安心かなって...」
『...わ...我は....』
「ね?それに...Aくんがもっと知りたい人とも会えるか分かんないけど感じるかも....妖聖剣全部僕が持ってるから...」
『...剣武魔神様方に....お....お松がいるなら...』
「よし!決定!」
「強引すぎねぇ?」
「でもOKだね!」
もしかしたら会って平気な人がいるかもしれないし...人馴れにも繋がる...なんだったら義経や五右衛門に弁慶もいるしね...
「ならば...幻王よ....俺たちと連絡先を...」
「そうだな...連絡で着るにはあるのか?」
『....ない...です』
「....そ....そうか...」
「今度ぬらりに頼んでスマホ送ろうか...?」
『...あったのですが....叩き壊されてしまい...』
お松が...すごい速さで撫でてる...もう保護者というかセコムだよ...実質...でも本当に妖怪の王の中では最も幼いのかもしれない...年齢を聞いたら5って数字が来たんだけど...
「500歳か....まだまだ若いな...」
「いえ...A様は50前後です」
「すまないお松....聞こえんかったぞ」
「A様は50前後でございます」
『お松...四葉のクローバーだ!しゃがんでくれるか?』
「はい...もちろんです」
『よし...うん....やはりお松は似合うな』
多分夢中でこっちに気づいてないのだろうけど...今一瞬満開...?すごいスポットライトに当たった気がする.,,目がチカチカするんだけど...
「ほう...どうやらあやつは珍しい光属性の妖術じゃの」
「光属性...?」
「うむ...滅多におらん...回復のエキスパートと言えば良いじゃろう....じゃがまぁ...たまに攻撃と回復を両立しておるやからもおるかのぉ」
「じゃあ...頼もしいヒーラーなんだね...」
「まだ力は使えないようだけどね」
とりあえずAくんはうちに引き取ることに..お松も快く引き受けてくれたし...大丈夫かな...?
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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月31日 17時