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A視点
いやいきなり呼び出されて全くわかってないからね?この部屋から出ないでねって....いや僕は出るよ...内側から鍵空けれるし...
『さっさと出て文句言いにいこ...』
「行かせませんよー!なんたってこのミッチーが開けても閉めますから」
『...えぇ....』
「なんだかよく分からんが...とりあえず痣とかないか?」
『いやいや...流石に大丈夫...それにもう来ないと思うし』
「それは...?」
スマホでニュースを見せる...男女二人が交通事故に巻き込まれ死亡と....赤信号を渡っていたと...朱雀はなんのことか一瞬分からなかったようだけど...たらりと汗が出てる...
「これ...Aが...やったのか...?」
『やってない...ちょっと呪っただけ』
「ちょっと所ではないだろう...命までとる必要は無かっただろう....?」
『...じゃあ...白蛇はどうだったの?』
「我は白蛇が呪ったとかは知らんが...」
『じゃあ...僕も朱雀のこと知らない』
「えぇ!?」
白蛇も僕も同じ...我慢できなくなったら呪った...それに...朱雀を取られるの嫌だったから....だって朱雀は白蛇のだもん...僕の親なんかにあげない....まぁ...物じゃないけど
「...そんな知らないと言わんでくれ....それに破魔の力も何とかせねばならんのだろう?」
『白蛇が僕におまじないかけたから無理』
「...何故?というか起きてなかったはずだ...」
『...自分にかけられてるおまじないぐらいわかる...無理をしないように制限時間が掛けられてるし...破魔の力も条件があるし...あと...』
「...あと?」
『何でもない』
この赤色のおまじないだけは...教えてあげない.....だって朱雀が白蛇にかけたやつだもん...
「...んじゃぁ...その条件とは何だ?」
『...僕に力を示す...朱雀達がやったように....皆の今の力量をぶつけること』
「ではなくて...あとが気になる...教えてくれないか?内緒にする!」
『.....やだ...朱雀には言いたくない....』
「むぅ...じゃあ...我が昔やったまじないを教える!」
『...白蛇に教えてもらったまじないで?』
「そうだ!我は教えてもらったまじないで....我の事好きになって欲しいと....まぁ...上手くできたかは...分からんかったが....ッ?」
『....あたり...何だてっきり忘れてたと思ってた』
ほっぺにキスした...そこまで覚えているなら気づいてくれ...僕の思いに....パクパクと口を開けてる朱雀を見て...くすりと笑った
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作者名:のうな | 作成日時:2023年8月7日 23時