鳥と蛇 (ページ4)

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A視点

トウマくんの家にあの後何回も泊めてもらった....ハクもトウマくんやナツメさん...アキノリくん...ケータくんを気に入っているようだし...それに....楽しそうだった...

『...ハク...行こう』

母さんに手紙も残した....それに...僕になんか興味がなさそうだったから...そのまま声をかけずに神社に向かう...おばばさん....が居た

『こ....んにち....わ』

「おぉ....いらっしゃい...Aくんじゃな...なんだか...神々しいのをつれておるのぉ」

『....ハクは....家族...です....ずっと....一緒』

「そうかそうか....あと何か用事かのぉ?」

『...よ....妖怪探偵団....はいりたい...って...言いたくて....』

「おぉ....だが今過去の世界に行っててのぉ....もう少しすれば帰ってくるはずじゃ」

『そ....そう....ですか』

過去か...すると...ハクがひとりでに動いて行ってしまったので追いかける...お賽銭箱...今手持ち無いんだけど....あ...ハクが小銭加えてる...これ入れれば良いのかな...?チャリンっと音を立てて手を合わせる....願い事...そうだ

『(夢でよく出る5人に...会えますように)』

家族については何回も神頼みをした....でもどうにもならなかったなら....夢でよく出てくる人達に会いたい...願っていたら後ろから音が響いた

「Aくん!?巻き込まれて....!」

『...え...あ』

「何やら面白い子が....まぁいいです!不動雷鳴剣をいただきます!」

外に出れない...鬼が出てきた...どうしよう...どうすれば...逃げる?どこへ....大丈夫.....みんなの元に走れる?痛くは無い...大丈夫...

「Aくんこっち!」

『...な....つめさん!』

「Aさん怪我は?」

「くそ....俺もなにか出来れば...」

「憑依お松!」

トウマくんとナツメさんとケータくんのお陰で何とか勝てた...でも....結界解けなさそう...フクロウさん?じゃなくて洞潔っていう妖怪がでてきた...なんか剣を持ってる...

『(...?見たことある...?あれは...)あしゅら....?』

「え!?なんで知ってんの!?」

「いや俺が聞きたい...お前たちに...ましては貴様とは初対面だ」

「Aくん下がってて!」

「俺の後ろにいな!タダでさえ怪我まみれなんだし」

『...僕も...戦わせて...ハク!行くよ!』

ハクを下ろすと周りに邪魔にならない程度に巨大化してくれた....威嚇はしてないけど...僕の方にも殺気がビシビシと来る...怖いけど...守りたい!