マルフォイの彼女は･･･3再 (ページ10)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:21,315 hit

ハリーのご家族ページ10

私「あ、ありがとう」

ハーマイオニー達の優しさに思わず涙が出そうになった。

とりあえずローブを脱ぎ、上着とコートを羽織る。

着替え終わると、私はハリー達に深々と頭を下げた。

私「マルフォイが酷いこと言ってごめん･･･っ！」

ハーマ「そんなこと言いにマルフォイ達置いてここに来たの？」

そう言うとハーマイオニー達はぷっと、吹き出した。

予想外の反応に思わず顔をあげる。

ロン「マルフォイのやつ、今頃怒り狂ってるだろうなあ！」

ハリー「自業自得だ。A、来てくれてありがとう」

私「え、へへ」

そのままキングス・クロス駅に到着するまで、ハリー達と楽しくお喋りをした。

9と3/4番線に着き、みんながぞくぞくとプラットフォームに出ていく。

プラットフォームから出ていくにはだいぶ時間がかかった。

ロン「夏休みに3人とも家に泊まりに来てよ。ふくろう便を送るよ」

ハリー「ありがとう。僕も楽しみに待っていられるようなものが何かなくちゃ･･･」

そう話すと、私達はゲートへと進んだ。

ハリーと私が揃っているので、何人かの人に声をかけられた。

ロン「今だに有名人だね」

とロンがニヤニヤと笑いながら行った。

ハリー「これから帰るところでは違うよ」

そんな話をしながら私達は改札口を出た。

？「まあ！ねえ、ママ、見て！私見えるわ！」

赤毛の少女は私とハリーを交互に指さした。

？「ジニー、お黙り。指さすなんて失礼ですよ」

その少女のお母さんだと思われる人が少女を注意する。
そして優しい顔で私達を見つめた。

？「忙しい1年だった？」

ハリー「ええ、とても。お菓子とセーター、ありがとうございました。ウィーズリーおばさん」

私「え！？ウィーズリーおばさん！？･･･てことはロンのお母さん！？
あ、セーターありがとうございました！とってもあったかくて可愛かったです！」

私はとびっきりの笑顔でロンのお母さんにお礼を言った。

モリー「どういたしまして！
あなたがAね？ジョージとフレッドから話は聞いているわ」

ロンのお母さんがそう言ったとき、

？「準備はいいか」

と髭面で少々大きめなおじさんが口を開いた。

そのおじさんはぶつぶつと呟いて、なんだか不機嫌そうだった。そして魔法使いをとことん嫌っているようだ。

そのおじさんの後ろには小柄な女性と、大きめな少年が怯えた様子で立っていた。