マルフォイの彼女は･･･3再 (ページ9)

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コンパートメントページ9

パンジー「ええ～！？まだAのこと誘ってないのぉ？誘うなら今がチャンスじゃないかなぁ？」

パンジーはそう言うと私の腕に自分の腕を絡ませる。

マルフォイを見つめていると、はっとしたマルフォイが急に私の方を向く。

あまりにも顔が真っ赤で、私もつられてなんだか照れてくる。

パンジー「きゃああ！なんか私もドキドキするぅ！」

とパンジーが冷やかし、よりマルフォイと私の顔が赤くなる。

その空気につられてか、ゴイル達もなぜか照れ始め、カオスすぎるコンパートメントになってしまった。

ﾄﾞﾗｺ「ああ！うるさいぞ！お前ら！！」

マルフォイが真っ赤な顔のままで立ち上がり、大きな声を出した瞬間、コンパートメントの扉がゆっくりと空いた。

そこにいたのは、ハリー達で嫌そうな顔で扉の隙間から覗いていた。

ハーマ「楽しそうなとこ悪いんだけど、もうそろそろ到着するわよ」

窓の外を見てみると、確かにマグルの街を次々と通り過ぎ、見覚えのある風景がそこにあった。

ハーマイオニーにお礼を言おうと口を開いたとき、さっきまで真っ赤だった顔をいつも通りの真っ白な肌に戻したマルフォイが口を開いた。

ﾄﾞﾗｺ「そんなん言われなくても分かるよ。穢れた血はだまっておくべきだ」

私「ちょっ･･･！マルフォイ！！」

ロン「お前らには言ってない！Aだけに教えに来たんだ！」

私が注意したときには遅く、ハーマイオニー達は扉をバンッ！！と思いっきり閉めてしまった。

私「ハーマイオニー達を悪く言うのはやめなよ！！･･････また休みが開けたら会おう。良い休みを」

私は荷物を持ち、止めようとするパンジー達を無視し、コンパートメントを出た。

私「なんか･･･バカみたい」

スリザリン生にとってはこれがあたりまえであるのに、なんでこんなにムキになってるんだろう。

･･･そんなこと考えてもな。

私「とりあえずハーマイオニー達に謝らなきゃ」

私は指にトランクの持ち手がくい込むのを我慢しながらハリー達のコンパートメントに向かった。

案外ハリー達のコンパートメントは簡単に見つかった。

私「ほんとにごm」

ハーマ「A、早く着替えないと！もう着いちゃうよ！」

ハーマイオニーは私が謝ろうとするのを止めて、私のトランクをもち、コンパートメントに入れてくれた。