マルフォイの彼女は･･･3再 (ページ27)

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行方ページ27

さっきよりも人が多くなった列車。
時計を見ると、出発するまであと数十分となっていた。

マルフォイ達も来てるかな。

？「A！」

後ろから誰かが私を呼ぶ声がした。
振り返ると、人混みをかき分けてこっちに向かってくるハーマイオニーの姿が見えた。

私「久しぶり！」

ハーマ「久しぶり！会いたかったわ！
･･･ところでハリーたちは見なかった？もうそろそろ来てもいい頃だと思うんだけど。」

ハーマイオニーは嬉しそうに笑ったあと、少しだけ不安そうな顔をした。

私「いや、見てないなぁ･･･もしかしたらすれ違ってるだけかもしれない。
一旦コパートメントに行って、人が少なくなって来たらまた探しに来よう」

ハーマ「そうね･･･私のコパートメントに行きましょう。まだ私しか来てなくて寂しいの」

そうして、私たちははぐれないようにしながらハーマイオニーのコパートメントに向かった。

マルフォイ達と乗ろうと思ったけど、ハーマイオニーを1人だけにしとくのは可哀想だ。

コパートメントに荷物を置いて、早速ハリー達を探しに廊下へ出る。

フレッド「やあ、姫。休み期間中はずっと君のことで頭がいっぱいだったよ」

ジョージ「もちろん今も姫のことで頭いっぱい」

廊下に出た途端、フレッドとジョージが壁に手を置きながら話しかけてきた。

私「フレッドとジョージ久しぶり！
･･･ハリーとロン見なかった？」

私がそう聞くと2人は顔を見合わせて、

ジョージ「一緒に来たけど列車に乗ってからは見てないなぁ」

と少々笑いながら言った。

私「そう･･･もし、見かけたら教えて」

フレッド「姫の言うことならなんでも。」

フレッドとジョージは上品にお辞儀をして、「ハリーポッターとロンウィーズリーを探すぞ！！」と張り切って歩いていった。

ハーマ「この感じじゃすぐに見つかりそうね」

とハーマイオニーは少し呆れたように笑った。