マルフォイの彼女は･･･3再 (ページ24)

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最後の夜ページ24

とてつもなく長いはずの夏休みはあっけなく終わってしまった。

夏休み前に約束したハーマイオニー達と遊ぶことは結局実行はできなかった。
･･･もっと遊べばよかったな。

母「A！ボーッとしてないで！ホグワーツに戻る準備はまだ3分の1も終わってないわ！」

バタバタと周りを駆け回るお母さん達の足音が余計に夏休みの終わりを感じさせた。

朝早くから準備を始めたのに、終わったころには日が暮れていた。

最後の夜には、豪華な料理が机を埋めつくした。

「「ご馳走様でした」」

そう言ったときには、お母さん達は涙で顔がぐしゃぐしゃだった。
まあ、入学したときよりかはマシだけど。

私「あぁ、泣かないでよ。また帰ってこれるしさ。次の休みはハリー達も家に招待しよ」

私は座って子供みたいに泣くお母さんの背後に立ち、後ろから抱きしめた。

次の日の朝、昨日までよりは早く起きた。
ほんの何ヶ月前かは早起き癖がついてたのになぁ。

欠伸をしながら、荷物をトランクに詰め込む。
バニラを後部座席に置き、私もその隣に座る。
お父さん達も乗り込み、車が少し沈み込む。

ブルルン、とエンジンがかかり、車は進み出した。

駅へは予定よりも早くついた。
昨日のハグが効いたのか、泣きじゃくるどころかニコニコと笑っているお父さん達に手を振り、車から降りた。

相変わらず発進しない車に向かってもう一度手を振り、ホームへ入った。