マルフォイの彼女は･･･3再 (ページ17)

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銀行ページ17

モリーさんが飛び跳ねるようにこっちへ走ってきた。片手には激しく揺れるハンドバッグ、もう片手には今にも落ちそうなジニーがくっついていた。

モリー「あぁ、ハリー･･･おぉ、ハリー･･･とんでもないところに行ったんじゃないかと思うと･･･」

モリーさんは息を切らしながら、カバンから大きなはたきを取り出してハリーについた煤を払った。
ロンのお父さんがハリーの壊れたメガネを取り、杖で軽く叩くとメガネは綺麗な状態に戻った。

ハグリッド「さあ、もう行かにゃならん。みんな、ホグワーツで、またな！」

ハグリッドに手を振ると、ハグリッドは大股で去っていった。

ハリー「ボージン・アンド・バークスの店で誰に会ったと思う？」

グリンゴッツね階段をのぼりながら、ハリーが話した。

ハリー「マルフォイと父親なんだ」

「ルシウスさんかっこよかったでしょ！！」と言う前に、ロンのお父さんの厳しい声が後ろから聞こえた。

アーサー「ルシウス・マルフォイは、何か買ったのかね？」

ハリー「いいえ、売ってました」

アーサー「それじゃ、心配になったわけだ。あぁ、ルシウス・マルフォイの尻尾をつかみたいものだ」

ロンのお父さんは満足そうに言う。
･･･ルシウスさんはただのいい人じゃないの？

モリー「アーサー、気を付けないと」

ちょうど、マルフォイ一家が銀行に入って行くのが見えた。

モリー「あの家族はやっかいよ。無理してやけどしないように」

アーサー「何かね、私がルシウス・マルフォイにかなわないとでも？」

ロンのお父さんはムスッとしたが、ハーマイオニーの両親に気づくと、パァと顔を明るくした。

ロン「あとで、ここで会おう」

とロンは私とハーマイオニーに呼びかけ、小鬼と一緒に地下へと向かっていった。

私「ハーマイオニー、久しぶり！」

ハーマ「久しぶり！会いたかったわ」

ハーマイオニーの両親にも挨拶し、ハリー達が帰ってくるまで私達はおしゃべりを楽しんだ。