マルフォイの彼女は･･･3再 (ページ12)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:21,310 hit

夏休みページ12

ﾊﾞｻﾊﾞｻ

バニラが部屋に入ってくる音で目が覚める。
時計を見るともう昼になりそうだった。

重たい体をゆっくりと起こし、大きく長いあくびをした。

机を見ると、いつの間にか届いていた手紙が山のように積み重なっていた。

その手紙をかかえ、もう一度ベットにダイブする。

ロン、ハーマイオニー、パンジィ、マルフォイ、フレッドとジョージ、ウッド、たくさんの人から手紙がきていた。

私の手紙も届いたかなぁ、とバニラを見つめると、それに答えるように「ホォ」と鳴いた。

手紙を一通り読み終わる。

ロンからはロンの家に遊びに行く日について、ハーマイオニーからは今度一緒に遊びに行こうということ、マルフォイからはパーティーのお誘いとハーマイオニー達を悪く言った謝罪のような文が届いた。他の人達はラブレターのようなものだった。

ベットから起き上がり、机に向かいあう。
そして、羽根ペンを取り、みんなへの手紙を書き始める。

お誘いは全て受け、ラブレターにはありがとう、と返しておく。

その手紙をバニラに渡すと、バニラは真っ白な羽を広げて、また外へと飛び去った。

私「パーティーかあ･･･」

マルフォイからの手紙を開き、もう一度眺める。

パーティーなんて行ったことないし、マルフォイ家でやるパーティーなんて、セレブが集まるお上品なパーティーなんだろう。

そんな場所に私は行っていいんだろうか･･･

ｸﾞｩｩ

私のお腹がとんでもない大きさの音を出し始めた。

私「とりあえずご飯たべてこよ」

リビングに行くと、いつも通りお母さんが家事をしている。
お父さんは仕事のようだ。

私「おはよう」

椅子に座りながら、お母さんに呼びかける。

母「おはよう！そういえば、マルフォイ家のパーティー行くわよね？ご飯食べたら、ドレスとか買いに行きましょう」

机の上に乗ったパンを頬張りながら、私は大きく頷いた。

私「パンジィとかゴイルとかって来るの？」

ごっくん、とパンが喉を通り過ぎた瞬間、私は口を開く。

母「うん、来ると思うよ」

またパンにかぶりつきながら、私はまあ、あのクラップとゴイルがいるなら私も大丈夫かな？アイツらより食べ方綺麗だし。とまあまあ失礼なことを考えていた。