朝の座談会by若虎 ページ24
〈未婚の母〉発言は、若虎たちを黙らせた。
横「俺、子どもじゃないっすよー…」
横田は落ち込んで、隣の江越もたれかかった。
その江越は、横田を優しく労わってあげる。
横「…でも、なりたいな」
藤「なりたいんかい！」
即座に藤浪のツッコミが入り、
――ぐいっ――
江越が横田を突き離し、横田は床に転げ落ちた。
横「痛っ！ひっどー！」
�癲崋�業自得でしょ」
横「姐さーん！」
誰にも相手されず、横田はAに抱きつく。
「はいはい」
抵抗すらしないAは、横田の背中を優しく叩いて慰める。
その時の横田の顔がニヤけているのに気付いた梅野は、横田の服の襟を掴んで引き剥がした。
梅「やりすぎ」
横「バレたか」
気落ちしていた雰囲気が一転、横田にいつもの活気が復活する。
「…で、何で私はココに呼ばれたの？」
横「だから、お喋りですって！」
そして、Aの隣に居たい一心で、藤浪を押しのけてそこに座った。
藤「なんでやねん」
しかし、到底許されるワケがなく…。
藤浪に頭を叩かれた横田は、Aから最も遠い場所に島流し。
江「実は、昨日のコトを…」
横田を無視した江越が、ここぞとばかりに話を割り込ませた。
「あ！私も聞きたいコトがあってん！」
同調したAは、その気持ちに逆らうことなく、身体を前のめりにさせる。
「昨日のアレって、どーゆーこと？」
だが、思ったよりも声が小さく、若虎も身体を前に持っていった。
梅「…と、言いますと？」
この空間には、Aと若虎の6人だけ。
それなのに、小声の会話になってしまう。
「試合前にモメてたやん？あれって、何で？」
藤「…そっからですか？」
藤浪が、とてつもなく呆れた顔をする。
「まぁ、抜け出せたから良かってんけど…」
�癲屬修譴任垢茵�
「はぁ？」
�癲屬世�ら、Aさんを助けようとして、ああなったんです」
「えぇ？！そうなん！？」
Aが急に大声を上げたために、若虎全員が身体をのけぞらせた。
「ちょ…説明プリーズ！」
話を理解できていないAの催促に、若虎はあれに至った経緯をおおざっぱに話した。
「なるほど！てっきり、手が滑ったのかと…」
江「そんなワケないでしょ」
梅「露骨すぎますから」
「やんねー」
納得したAは、柔らかい笑みを浮かべる。
「もー、あんなんは…ああーっ！」
ところが、突然。
女らしくない声色の叫び声を上げた。
「「「「「どうしたんですか！」」」」」
「あかん！私、すっぴんや！」
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Quintet(プロフ) - リンさん» コメント、ありがとうございます。「伝統の一戦」は私も書いていて、楽しかったパートです。いつの間にか、鳥谷さんにすり変わっちゃいましたが(苦笑)、能見さんにツボっていただけるとは…ありがとうございます！引き続き、『Happy Everyday』をよろしくお願いします。 (2016年8月31日 15時) (
レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - ヒロインちゃんを巡る阪神vs巨人のやり取りが面白かったです〜。個人的には嫌な笑みの能見さんがツボでした← (2016年8月30日 15時) (レス) id: 28ba078f17 (このIDを非表示/違反報告)
えり - コメント返し、ありがとうございます！私自身野球やってたんです。怪我でやめたんですが^^;阪神、ヤクルト、日本ハム好きで。転勤で住んでた場所のチームです。ずっと応援させてくださいね(*^^*) (2016年8月18日 16時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
Quintet(プロフ) - えりさん» はじめまして、えりさん。コメント、ありがとうございます！オモロイと言っていただけて、ホントに嬉しいです。書く甲斐があります！メンバーが増えて大変ですけど、これからもオモロイと思っていただけるように頑張ります。陰ながらでいいんで、応援お願いします♪ (2016年8月18日 15時) (レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
えり - 初めまして。いつも楽しみに読ませていただいてます。主人公ちゃんをめぐる阪神vs.巨人めっちゃオモロイです（笑） (2016年8月17日 15時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quintet | 作成日時：2016年7月27日 14時
