No.48 ページ3
Aside
家を出てきた
何で...こんなはずじゃ
きっとみんな僕のこと嫌いになった、会いたくないって思われてる
あの場で素直に許すよって言ってればこんな事にはならなかったのに
何時間か歩き続けた
A「やっぱり僕なんて、要らないのかな...」
お腹も空いてきた朝何も食べてないし...
A「ごめんなさい...」
目の前の信号が赤になる
いっそのこと、この車の中に飛び込むのもありかななんてw
道路を挟んだ向こう側にはマサイさんがフラフラとこちらに歩いてきてる
きっとあの調子だと赤信号に気付いていない。引かれる。今からじゃ間に合わない
なりたくなかったけどそれに成るしか助ける方法がない
僕は本当の姿になりマサイさんをくわえ、ひとけの無い所まで走り抜けた
マサイ「A、だよな?」
喋らないでほしい、この姿だと自分自身で制御できない。ただの人喰い化け物になるだけ、お腹も空いているから結構危ないかも
マサイ「助けてくれてありがとう、朝はマジでごめんなさい!」
A「ガルルル...ヴヴゥゥゥ.....」
マサイ「まだ怒ってる?」
A「やめて、傷つけたくない、、から、早く逃、げて」
マサイ「A?」
A「いい、から、早く、、、クッテ、やルカラ、、マ、サイ」
何で逃げないの!喰われちゃうよ
きっともうすぐで僕が僕じゃなくなるそしたら僕はごめんなさいと、怒ってないよと、伝えられないままマサイを傷つける...
A「ガォォォ!ヴゥ〜…」
マサイ「うわぁっ!」
A「ニンゲ、ン、ナンテ、ダイキラ、、イダ、、、ダイキライ、、ダ」
マサイさんは腰を抜かし、逃げられない状態、今の僕は化け物だ
こんなにも人を傷つけたくないと思ったのは初めて、信頼できる人、大好きな人達ができた。
でもモウス、グデ、、クエ、ル
僕は泣きながら大きく手をふりかぶりそこで意識は途絶えた
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作者名:だんくん | 作成日時:2019年11月13日 5時