悪魔な執事 Lv.2

＊54＊ ページ24

〜Aside〜


中間「良いもの、見せてさしあげます。」


急に変な事を言って私の手をとった。
視界がグニャリと歪んだ。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


A「ここ、どこ？」


戸惑っていると…


藤「…お前っ…」


美嶺「やっとみれた。太輔の素顔。」


その瞬間、自分の目を疑った。
また、視界が歪む。


桐山「見えましたか？」


重岡「あの2人はそういう関係です。」


小瀧「もうあなたの入る余地はありません。」


信じられなかった。
淡々と告げられる衝撃の真実。


WEST「全ては美嶺様のため…」


一瞬だけ彼らの目が光った気がした。


中間「美嶺様の道を阻む者は排除します。」


周りを取り囲まれる。
もう、終わりだ。


？「おい…Aに手出すんじゃねーよ。」


？「お嬢様の名前を容易く呼ぶな橋本。」


後ろから聞き慣れた2人程の声。


A「良亮！宏光！」


北「すいません。連れてくるつもりなかったんですけど。」


橋「俺だってお前となんか一緒に戦いたくねーよ！」


神山「あぁ、天界の方。」


濵田「太輔様のパートナーも御一緒で。」


藤井「2人共炎ですか。楽勝ですね。」


北「お嬢様っ！」


宏光が私に何かを投げた。
それを受け取ると…


北「それを耳に付けて！」


言われた通りに耳に付けた。


藤『お嬢様…聞こえますか。』


A「うん！」


そこからは太輔の声がした。


藤『帰るまで…少し…時間がかかりそうです。』


息切れ気味に言われた。


藤『先程は、御見苦しいものをお見せしまして、大変申し訳ありません。
必ず帰ります…待っていて…くださ…』


途中できれてしまった。

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