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第弐拾伍話 ページ34

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「ねえ、歌仙」


「なんだい?」


「この子の名前、どうしようか」


「そうだね……」









(ハル)はどうかな。
如月の中の、陽だまりの中で。
誰よりも愛されて、
桑山保昌(あの子)が命をかけて守った、


春のような暖かな優しさに包まれた子だろうから。

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作者名:氷空 | 作成日時:2018年11月3日 21時

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