8 ページ10
『綺麗なものだけを…視界に入れていたいですよね。』
先程まで冷や汗をかいていたAはそう言って笑った。
鏡やガラス窓に映る自分の姿になぜそのように怯えるのか理由は言わなかった。
気まずそうにしてたがAは鬼舞辻無惨から眼を逸らさなかった。
きっとAの美しいものへの執着心が並の人間とは違っていたのだろう。
ーー
「なぜ黙っていたのですか?」
蟲柱である胡蝶しのぶが使用人に尋ねる。
少し大きな製造会社の四人家族のうち、三人が一年前に殺害され死亡。原因は不明だか恐らく鬼の仕業では無いとして処理された。
この一家の女性は美人だと有名だっただけにこの死亡事件は一時期盛り上がった話であった。
鬼とは関係が無いならば鬼殺隊に用はないのである。
ではなぜ鬼殺隊の彼女がこの屋敷に足を踏み入れているのか。そこには別の理由があった。
半年前に
しかし問題はそこではないのである。
本当の問題はつい先程までこの事実は明るみにならなかったことである。
半年も、、、半年もである。
使用人は誰一人としてこのことを周りに言いはしなかった。
使用人達は怯えていた。顔を歪めて青ざめて小刻みに震えていた。
「……A様は、きっと人ではありません。」
一人、若い使用人がぽつりと呟いたのを他の使用人が焦って手で若い使用人の口を抑える。
「ほうほう、それはどういうことなのでしょうか。詳しく聞かせてください。」
そう、この一家唯一の生き残り、府録Aの消息について知るために鬼殺隊は動いた。
なぜ彼女だけ生き延びそして消えたのかを調べるのが今回の任務であった。
ーー
皆さん見て頂いて評価を頂いて本当に嬉しさを表現する言葉が見つかりません。
ありがとうございます(;;)
イメージで載せた絵ですがかなり画像が荒いのでまた画像申請をして綺麗なのを載せる予定です。
アナログしか描けなくてすみません
あれはあくまでイメージですので読者の皆様が想像していらっしゃるAさんで全然大丈夫です。
563人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるきち(プロフ) - すごく面白いです!!更新もうされないのはとても悲しいです・・・また続き書いてくれませんか?😭 (2021年9月20日 1時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆゆ - さ、さん>>あゆゆが帰ってきましたよーっ!!笑また一から読み直したけどやっぱりいい作品ですねo(^▽^)o無惨様落ちは最高だぁぁ〜っ!! (2020年11月23日 5時) (レス) id: b8364d44bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - とっても素敵です!!更新楽しみにしています! (2020年11月17日 18時) (レス) id: e0580f81f7 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - あゆゆさん» ありがとうございます!!!とても、励みになります。日々精進ですね、頑張ります (2020年11月13日 19時) (レス) id: c4e45f443e (このIDを非表示/違反報告)
あゆゆ - おぉーっ!!無慘様落ちめちゃすきなんでとってもいい作品見つけてめちゃ幸せです!!早く続きよみたくなっちゃいましたww更新頑張って下さい!!(*´ω`*) (2020年11月13日 1時) (レス) id: b1d9a6599e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さ | 作成日時:2020年11月1日 22時