我慢したりしないで # L ページ22
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名前を呼び合って、息をするみたいに、キスをする。
わたしの中で動くLのひとつひとつを、目をとじて…深く、深く、感じ取る。
そのたび膨らんでゆくL自身が、仰け反るわたしの体と一緒に、波を打つ。
じんわり…トクトクと溢れだす、互いの熱い液体と液体が混ざり合って、耳の奥を湿らせてゆく。
わたしの太ももに伝っていった雫を、Lが丁寧に舐めあげる。
触れるか触れないかのギリギリを攻めてくる生温かいLの感覚が、わたしをまた揺らして、揺らして…
なにも考えなくさせる。
早く、早く…Lとひとつになりたい。
それしか、もう考えられなくさせる。
『あぁっん…、んんぅー!あっ、』
「はぁっ……欲しい…っ?」
『…んっ、もっ……だめっ、える…っ』
強くしがみついた瞬間、奥深くに刺さるような衝撃が走った。
声にならない声が、大きく、こぼれる。
そのまま激しく何度も、何度も、Lによって突き上げられ…
わたしが快楽の波に耐えられずに泣いても、Lは決して止まることを知らなかった。
目覚めると、しっかりとシーツにくるまれたわたしがひとりそこにいた。
Lは仕事に戻ったのか、もうすでに部屋には居ない。
まだ少し温もりが残る、右側を撫でる。
『のど、乾いた…』
どうやらわたしの意識が飛んでやっと初めて、Lは自分を抑えることができたのかもしれない。
意識を失う前の記憶が、あまりハッキリしない…
それでも、よっぽど叫びすぎたのか、のどがすごく乾燥していて痛かった。
ゆっくりと左に寝返りを打つと、やっぱり腰も痛んだ。
そんな脱力感を引きずったまま、ベッドサイドに置かれていた透明なコップをとる。
横になったまま水を飲み干すと、ふいに一枚のメモ用紙が目に入った。
” 今夜は時間をかけて、愛させて ”
” P.S…僕に今度嘘ついたら、朝まで許さないよ? ”
Lの置き手紙にAは顔を赤くし、どうにか断る方法を考えるのであった。
(もう絶対むり……)
16.0315.
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Lに抱かれたい - Sっ気Lさんが見たいッッッ (2020年1月2日 20時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - ワイミーズ大好きなので見ていて楽しいです!マットの話もしくはマットとメロの話をリクエストしてもよろしいでしょうか? (2019年4月14日 20時) (レス) id: b1a88bf701 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 優希美青さん» わぁ〜!お久しぶりです!!!待ってくださってうれしいですっ( ; _ ; )/ (2018年7月29日 20時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
優希美青 - ほあああw久しぶりです!!待ってましたぁぁぁ (2018年7月27日 10時) (レス) id: 41afb63814 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 蓮さん» 蓮さん、長らく長らくお待たせいたしました(>_<)1年かけてようやく書き終えることができました……。待っていてくださり本当にありがとうございます…!ご期待に添えたかどうかはわかりませんが、蓮さんが楽しんでいただけますように…! (2018年7月13日 16時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:I | 作成日時:2015年11月16日 5時