恋のしるし # Ｌ ページ3
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50階建のこのホテルの頂上に、目的地の会場はある。
窓張りになっているため、夜景がより一望できる構造となっていた。
ハウスからじゃ見れない、さまざまな光の粒たちに目がくらむ。
それにしても、すごい人の数。たしか500人だったっけ？なんかもうすでに人酔いしてきたかも…
「…アレンに負けないくらいハンサムなお客様ね」
「…お会いできて光栄です、ミス・マリアード。私はケール・グラントです」
サッと先に握手を求めたＬの右手に、ブラックのレースグローブが重なる。
目を奪われるようなボディーラインを際立たせるようにして、タイトのブラックドレスを身に纏う彼女の名は、クレア・マリアード。
本日の主役、アレン・マリアードの実の姉であり、彼に継いで、マリアード一族の第２後継者。
Ｌから事件の概要は聞いてないけど…重要人物の名前と顔は、頭に叩きこまれていた。
「ふふ、クレアでいいわ。…こちらは？」
「こちらはジュエル・グラント、私の妹です」
(…え？)
『ぁ、……は、はじめまして』
チラッとこっちを見たとき、Ｌが一瞬だけニヤリと笑ったような…
そんなＬに気を取られていたせいか、慌てながら軽く頭をさげる。
色気のある顔立ちによく似合う、ルージュ色の唇が弧を描いた。
恋人って言ったり、妹って言ったり…もちろん用意していた偽名だって違う。
Ｌ、何考えてるの…？
「そんなに緊張しなくていいのに、ふふ…ジュエル、あなたのお兄様を少しだけお借りてもいいかしら？」
『え？……ぁ、はい、…どうぞ』
「ありがとう。許可も降りたところだし…ケール、向こうでお話しましょう？」
そう言って当然のように、Ｌの腕に自分の腕を絡めたクレア。
そんな彼女の期待を断るわけがない。
なぜかまた、一瞬だけわたしに視線を送ってから、Ｌはその腰に腕をまわした。
遠ざかってゆくふたりの後ろ姿を見つめる…すごく、お似合い。
なんでこんな、モヤモヤしなきゃいけないんだろ…
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Lに抱かれたい - Ｓっ気Lさんが見たいｯｯｯ (2020年1月2日 20時) (
レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - ワイミーズ大好きなので見ていて楽しいです！マットの話もしくはマットとメロの話をリクエストしてもよろしいでしょうか？ (2019年4月14日 20時) (レス) id: b1a88bf701 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 優希美青さん» わぁ〜！お久しぶりです！！！待ってくださってうれしいですっ( ; _ ; )/ (2018年7月29日 20時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
優希美青 - ほあああw久しぶりです！！待ってましたぁぁぁ (2018年7月27日 10時) (レス) id: 41afb63814 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 蓮さん» 蓮さん、長らく長らくお待たせいたしました(>_<)１年かけてようやく書き終えることができました……。待っていてくださり本当にありがとうございます…！ご期待に添えたかどうかはわかりませんが、蓮さんが楽しんでいただけますように…！ (2018年7月13日 16時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2015年11月16日 5時
