ホントの理由。 ページ13
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Aside
｢まず、合宿で俺が楓ちゃんに告白されたときもそうだけど、あれは全部…完璧にあの子の脅しと計画。あ、あと罠？｣
『脅し…？計画…罠…？？』
｢私と付き合ってくれないと、A先輩に手出しますよ？って脅された。計画は、たぶんだけど、わざと別れ話だけを聞かせるために、時間を読んで、それからAを誘った。｣
『…罠は？』
｢それは俺にもよくわからないんだけど、この流れからすると“俺とAを別れさせる罠”なのかな〜って。｣
うん、別れ話になったのは、楓ちゃんの意図的な行動だったのはわかった。けど…
｢Aのことが本当に嫌いだったら、今こうしてあの時の誤解を解くようなことわざわざ言わないよ。俺の本心で別れたわけじゃないって言うのは、こういうこと。｣
私の心を見抜くように話す徹。
でも、それってつまり…
『私の勘違いってこと？』
｢勘違いさせちゃった俺も悪いけど、Aを嫌いになったことなんて1度もない。勿論、付き合わない方が良かったなんて思ったこともない。寧ろ楓ちゃんと付き合ってた時も、Aのことばっかだったよ。｣
春高のとき楓ちゃんが言ってたことはこのことか。
というか、付き合ってた時も私のことばっか…っていうのも、地味に爆弾発言してるし、それはそれでどうかと思うけどね！？
｢A、本当にごめん。
戻りたいなんて言わない。ただ、俺は今も前も
ずっと、変わらずAが好きだってこと、頭に置いといて？｣
『うん、わかった…。』
｢よっし！教室戻ろっか！
練習、付き合ってくれてありがとね！｣
『んーん、どーいたしまして。』
そして、徹は｢先戻ってるね！｣と言って
この教室を後にした。
“今も前もずっと、変わらずAが好きだよ。”
徹が教室を出て行っても
さっきの言葉が頭から離れてくれなくて
私はその場から動けないでいた。
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しおらん - すごい面白いです！でもこの後及川に行くのかって思うと辛いですね！早くどちらのオチもみたいです！ (2017年12月5日 11時) (
レス) id: 679bd2e3fd (このIDを非表示/違反報告)
茉莉花(プロフ) - その後の話読みたいです！あと、この作品が大好きなので、更新を無理しない程度に頑張って下さい！ (2017年11月28日 13時) (レス) id: 73a977f80d (このIDを非表示/違反報告)
フルーツ侍 - お疲れ様です！とても面白い作品ですね、いつも楽しみです頑張ってください！！あと、その後のお話？読みたいです、できればでいいので書いてください、よろしくお願いします！ (2017年11月28日 3時) (レス) id: d5eadaadbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぅむ。 | 作成日時：2017年11月27日 22時
