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触れる声�� ページ19
大貴「X＝15だから、これを代入して…、」
今日も変わらず教えてもらってるわたし。
本人には恥ずかしくて絶対に言えないけど、
大ちゃんの声ってすごく落ち着く。
だから、大嫌いな数学も、大ちゃんの声で説明されるとなんだか好きになれるの。
魔法、みたいな？
内容はほとんど頭に入ってこないけど、
その代わりに大ちゃんの声で耳がいっぱいになる。
こんな何気ないことに、密かに幸せを感じてる。
そういえば、入学式の日に大ちゃんがいることに気付いたのも、大ちゃんの声が聞こえたからだった。
.
わたしが廊下を歩いて自分の教室に行こうとしていた時。
たくさん人がいて迷子になりそうだなって不安でたまらなかったけど、ふと聞こえたの。
初めましての人と目と目が合って、
「声かけられたりしないよね」って心臓がバクバク音を立てて、何も考えられなかった。
その中でたしかに。
“………A。”
わたしの名前を呼ぶ誰かの声が
聞こえたの。
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ゆ。 - ドストライクすぎるお話です！毎日更新まだかなまだかなってウキウキしています笑これからも更新頑張ってください！！ (2018年7月7日 15時) (
レス) id: bf4469aca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2018年6月5日 19時
