51.イチかバチか ページ21
−Aside−
私たちは式場を抜け出した。
あ「で、でもデントさん…逃げるってどうやって?ここは海に面している式場で、橋を渡らないと行けないのよ!」
デ「大丈夫だよ。って…もう来ちゃった!」
すると、警備の人たちが橋の方から、そして会場から私たちを追いかけてきた。
デ「A、ちょっとごめん!」
あ「え、わっ!//」
デントさんは私をお姫様抱っこするように抱き、走り出した。
あ「で、デントさん!!ま、前!!」
そしてとうとう前からも警備の人たちが私たちを追ってきた。
後ろを見ると後ろからも。
デ「っ…!もうこれしか手がない。」
あ「え…?」
デ「A、しっかりつかまってて!」
あ「そ、それってどういう…!?」
デ「じゃあ…行くよ!」
デントさんはそう言うと、私を抱いたまま強く抱きしめ、そのまま飛び降りた。
う、嘘ーーーー!!
あ「で、デントさーん!!!」
私はわけがわからなくなり、デントさんに抱きついた。
落ちる、落ちる!!海に落ちちゃうううー!!
・
・
落ちていきながら、私の頭の中に何かが蘇った。
『僕が、ずっとAを守るから。』
『僕も、Aが大好きだから。』
『いつか、ちゃんとした指輪を渡すから。』
『ごめんね、ずっと待たせて…』
『A、愛してるよ…』
・
・
何…?今のは…もしかして記憶?
デ「出てこい!チルタリス!!」
デントさんは落ちていきながらもモンスターボールを取り出した。
ポーン!!
チ「チー!!」
ポンッ
そしてチルタリスの上にデントさんは私を抱いたまま着地。
デ「よし、A…?大丈夫?」
あ「…こ、怖かった。」
私はとても怖くて、デントさんに抱きついたままでいた。
デ「ごめん、怖い思いさせて…じゃあ、行こう、チルタリス。あそこへ。」
チ「チー!」
そしてチルタリスは私たちを乗せたまま、ある場所へ飛んで行った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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しずく - 最初から読まして頂きました！ もうラストが感動感動で、凄かったです!! こんな良い小説を有り難う御座います(≧▽≦) (2016年5月4日 18時) (
レス) id: eae06d83e8 (このIDを非表示/違反報告)
コリンチー - ラストがちょっと泣けちゃう！ (2014年8月15日 22時) (レス) id: 8f9c6a6d8b (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - ルンさん» かなり遅れてすみません(^_^; 読んでいただいてホントにありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです (2013年1月12日 16時) (レス) id: 823616b833 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - ミクさん» 遅れてすみません! ここまで読んでいただいてホントにありがとうございます!楽しんでいただけてよかったです♪ (2013年1月12日 16時) (レス) id: 823616b833 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - アキさん» かなり遅れてすみません! ここまで読んでいただいてありがとうございます!またゆっくり書いていくのでよろしくお願いします (2013年1月12日 16時) (レス) id: 823616b833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2012年10月5日 15時
