せんせぇ ページ4
リドルside
フロイド｢姉ちゃん聞いてよお｣
｢あら、フロイドどうしたの？｣
フロイド｢俺さあ、欲しい靴あったのにぃ｣
もう買われて無いんだよおと
実の姉がいるとああも甘えるものなのだろうか
｢そうね、大変よね。
目星つけてたものが無いなんて悲しいわよね｣
フロイド｢そう、悲しいの｣
ぎゅむ、ぎゅむと抱きしめている
｢…｣
リーチ先生はスルーして
パソコンに打ち込んでいく
フロイド｢ねえー構ってよお｣
｢無理よ、小テスト問題を作ってるの｣
フロイド｢…ちぇ｣
リーチ先生の髪をいじって遊ぶ
ジェイド｢姉さん｣
｢あら、ジェイド｣
ジェイド｢本日は是非とも、モストロラウンジへ｣
｢そうね。アズちゃんともお話しなくちゃね｣
ジェイド｢ええ、アズールも喜びます｣
｢ジェイドは？｣
ジェイド｢？｣
｢ジェイドは喜ばないのかしら｣
ジェイド｢…僕ですか？｣
｢お姉ちゃんが来たら
ジェイドは嬉しくないのかしら｣
ジェイド｢…嬉しいです、よ｣
｢あら、あらあらあらあらあらら？｣
顔赤くしちゃって、ジェイドちゃんったらと
笑って居なくなった
フロイド｢大丈夫ぅ？ジェイドぉ｣
ジェイド｢…恥ずかしいんです、やめて欲しいです…！｣
あんなジェイド初めて見たぞ…
________
｢あら、赤の坊ちゃんなにかご用？｣
リドル｢予習のために、クルーウェル先生は｣
｢今は席を外しているわ、私でよければ見るわよ｣
リドル｢、ではお願いします｣
リーチ先生はとても分かりやすく教えてくれる
一つ一つ問題を出されて答えていくと
頭を撫でて、覚えたのねと笑う
リドル｢…｣
お母様は当然だって言うけど
リーチ先生はものすごく褒めてくれる
クルーウェル先生もGoodboy！って褒めてくるけど
｢これは引っ掛け問題なのよ、注意してね｣
リドル｢はい！｣
｢ふふ、肩の力を抜いていいのよ｣
ここでは、リラックスしてちょうだいと
僕に何かを手の上にのせた
リドル｢…これは？｣
｢先生がいつも作ってるお菓子よ、マカロンというの｣
｢イチゴのソースが甘酸っぱくて美味しいの｣
頑張ったご褒美よ、皆には内緒よとウィンク
教室から出て、こっそり食べた
本当はダメなのだろうけど
一つ食べて、驚いた
イチゴのソースがぶわ、と広がった
リドル｢…美味しい｣
『皆には内緒よ、自分へのご褒美なのだから』
たまには、アリかな…
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年9月26日 9時
