せんせぇ ページ14
主人公side
ルディア｢…｣
お茶を飲んでる姿はお姫様という感じ
8年間教育されて、出来上がった……というか
私を見て時々鋭い目をする
モストロラウンジを貸し切りにしてもらった
レオナちゃんはちゃんとした服装をして
チェカ様の隣に座って居る
私はこっそりと離れて
アズール｢人魚になる、ですか？｣
｢ちょっとした遊び程度｣
フロイド｢なにそれおもしれぇ｣
ジェイド｢王族に見せるんですか？｣
双子がくっついて人魚になった
アズール｢暗くしますね｣
｢なんで？｣
アズール｢あなたの瞳を見たいんですよね？｣
｢…くだらない｣
そんなのどうでもいいんだけど
________
レオナside
コンコンと水槽をノックする音が聞こえ
フロイド｢…｣
ニヤ、と笑うフロイド
ルディア｢大変！人が水槽に！｣
でも、光って人魚になった
フロイド｢…｣
口パクで、ようこそモストロラウンジへと
ルディア｢…ここの生徒？｣
フロイド｢…｣
制服を持ったまま上に行った
ルディア｢さっきの方はどんな人魚なのですか？｣
アズール｢ウツボの人魚です｣
チラホラと生徒たちがリーチ先生だ！と
｢…｣
ルディア｢…まあ！｣
近づいたAは真っ黒の瞳から
目を開けた途端金目に
ルディア｢あなたの目、とても綺麗ね！｣
【さっき、傍に居た人間ですよ】と
魔法の文字が浮かび上がる
ルディア｢…え？｣
フロイド｢あははっ、驚いてる｣
戻ってきたフロイドは笑う
ルディア｢…さっき、ここに居た…人…？｣
レオナ｢…｣
魔法で元の姿に戻って笑うA
後ろから抱きしめたジェイドは
Aを抱えて上に
ジェイド｢濡れてますね、どうします？｣
｢乾かすから問題はないわよ｣
生徒｢リーチ先生！とても素敵でした！｣
｢ありがとう、お姫様が気に入ってくれたなら
いいのだけど…普通に泳いでただけなのよね…｣
ルディア｢あなた！｣
｢？はい｣
ルディア｢…名前は？｣
｢…｣
ルディア｢…王族で見たの、黄金の瞳の人魚を｣
そう言った途端、周りの目は敵の目に変わる
寮生｢…｣
フロイド｢…｣
ジェイド｢…｣
アズール｢…はぁ｣
ルディア｢黄金の瞳を持つ人魚は
キングスカラー家のだと聞いているわ…｣
ルディア｢貴方はその生まれ変わりなのね｣
｢え？……………ぷっ｣
あはははははっ、と笑う
｢黄金の人魚なんて、存在しません。幻ですよ｣
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年9月26日 9時
