ウツボせんせぇ (ページ2)

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せんせぇページ2

ヴィルside

｢あら貴方、とてもいいわよ｣

｢ただそうね、この時はこうするといいわよ｣

今日から入ってきた錬金術師の補佐の先生

例のフロイドとジェイドのお姉さんらしく

授業で、分からないことや

見に来た時にアドバイスなど

積極的に教えてくれる

とても綺麗な方だった

ヴィル｢助かります、先生｣

｢んふふ、やだわ。先生なんだから｣

教えて当然よとニコニコ

レオナ｢…｣

｢あら、ここにおサボりライオンちゃんが居るわね｣

レオナ｢…あ？｣

｢終わったのかしら？｣

レオナ｢…この授業はもう何年も前にやったんでね｣

｢あら、そうなの？｣

レオナ｢退屈だから、先生相手してくれよ｣

｢私に務まるかしらね｣

レオナ｢…歳はいくつだ｣

｢20歳よ｣

レオナ｢…んだよ、同い年か｣

｢あら、じゃあよろしくね。レオナくん｣

レオナ｢君付けいらねえ｣

｢んふふ、わかったわレオナ｣

レオナ｢弟達が心配でこっち来たのか？｣

｢そうね、悪さしてると思ってね｣

｢進路変更したのよ｣

レオナ｢それはそれはご苦労なこった｣

｢愚弟過ぎて困るのよね｣

昔はとてもいい子たちだったのよと

レオナ｢ふぅん、興味ねえ｣

ライオンにとっては魚のことなんかなと

｢…その魚に食べられるかもしれないわね｣

なんか、火花見えるわよ

_______

アズールside

フロイド｢あーあー、姉ちゃんいるから
ゆっくり出来ねえしぃ｣

ジェイド｢困りましたね、いつ爆発するか…｣

フロイド｢んでもぉ、人気じゃね？なんか｣

ジェイド｢あの容姿です、当然では？｣

フロイド｢俺らの姉ちゃんだもんなぁ｣

ジェイド｢いつ、爆発するか分かりません
様子を見てみましょう｣

フロイド｢姉ちゃんキレたら大変なことになる｣

ﾌﾞﾙｯとした僕達は過去を思い出す

ウツボの人魚なのに

フロイドとジェイドがサメの人魚に

喧嘩ふっかけて負けて

そこで帰ってきたAさんに

ボコボコにされたんでしたよね…

双子が帰ってこないってことで

お姉さんが出てきたことにより

サメの人魚も泣きながら帰りましたっけ…

でも

フロイドやジェイドがこうして

陸に来て、学園生活が送れてるのは

Aさんのおかげでもあるんですがね

そこについては、感謝すべきかと

僕は思います

アズール｢…｣

僕も、こうして色んなことに手を出したのも

彼女のおかげですからね