【完】江口兄が妹と暮らすお話

江口拓也の妹41 ページ41

梅原side

外に出て手を繋ぎ

デート〜と思ったら

〇｢可愛い〜〜、｣

〇｢やば！江口さんの妹さんじゃん！｣

大人、というか学生とかに囲まれて


どんどん涙目になり

｢うああああぁぁぁぁぁんんん〜〜…！｣

その声に江口兄が走ってきて

江口｢よーしよし、怖かったの？｣

｢うううぁぁ〜〜〜…っ｣

浅沼｢よしよし、大丈夫〜大丈夫〜｣

見守り隊が来た


〇｢うそ？！浅沼さんと江口さん？！｣

カメラを持ってカメラマンだった浅沼さんが

浅沼｢あ、お静かにお願いします〜｣

若干離れたところでキャッキャと騒ぐ学生達


江口さんにしがみついて、えぐえぐと泣いてるAちゃん

江口｢よしよし、怖かったのか〜外ね人多いよね〜｣

｢うぐ…っ、｣

梅原｢鼻水出てるからかもっか｣

ちーーーん！！とした

浅沼｢落ち着いた？大丈夫〜？｣

｢…こあい…こあい〜〜〜〜！！｣

びえええええええ！！！と大泣き


江口｢サイレンだわ、耳死ぬ｣

梅原｢お兄さん宥めるの下手くそか｣

俺に腕を伸ばしてるAちゃんを抱っこ

梅原｢よしよし、梅一郎も居るから大丈夫だよ｣

｢ひぐ…っ、うめいちろ…っ｣

梅原｢うん、梅一郎も一緒だし怖くない怖くない〜｣

｢…うう…っ、でもぉ…｣

ぐし、ぐし、と小さい手で目元を拭うから

江口さんはハンカチで拭う


梅原｢何が怖かったの｣

｢みんな…っ、ぎらぎら…目…こあい…っ｣

あー…俺だってこともあるからだよな

浅沼｢おじさん達がね、マスクもしないで｣

うろついてたからだよね〜と笑った

｢…ぷらいべーとだよ…っ、じゃましないでええええ！！｣

江口｢…まあ、そうね？｣

｢デートだもん！！！｣

梅原｢そうだね〜｣


離れたところからは可愛い〜〜と言われてる

浅沼｢では！落ち着いてきたので｣

おじさん達は見守り隊に戻ります！と

江口さんの肩を掴んだ

江口｢え、ちょ、｣

浅沼｢向こうにカレー屋さんあった！行こう！｣

江口｢え、待ってくださいよ｣

浅沼｢ん？｣


江口｢Aの可愛いところを抑えるのは…？｣

浅沼｢デートの邪魔されたくないって怒ってるよ？｣

江口｢俺は保護者としての義務がァァァ！！！！｣

浅沼｢行くよ〜〜｣

ズルズルと引きずられていく江口さん

梅原｢バイバイ、義兄さん｣

江口｢結婚とか許さねえからなあぁぁぁ？！？！｣


梅原｢俺らがラブラブなのは知ってんだろ｣

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